子供の発達障害に気づいたきっかけ
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Eちゃんママの場合
Eちゃんは下に妹がいるご家庭です。
Eちゃんは小さい頃から発達障害の特性が随所に出ていたそうです。
逆さバイバイ(手の甲を相手に向ける)やクレーン現象など発達障害児が小さい頃からの特性と言われているものがあったそうです。
乳児の頃からバイバイが逆なこと
普通の子供の場合教えなくても自然にこれが出来るようになります。
それは赤ちゃんであっても自分の立ち位置と相手の立ち位置が分かっているので自然に出来るようになります。
指をさして「取って」と要求しないで親の手を引っ張て取って欲しいものを取ろうとするところがあったそうです。
指差しはまだ言葉が話せない子供が言葉の代わりに親に伝える手段として使う方法です。発達障害の赤ちゃんはこれが出来ないことがあります。
これをクレーン現象といいます。
1歳6ヶ月検診の時に発達障害の可能性を指摘されたみたいですが、はっきりと判断出来なかったのでしばらく様子を見る形になったそうです。
2歳を6ヶ月時に再検査をして発達障害の可能性が十分にあるということで検査を受けた結果、自閉症スペクトラム障害と診断されて、診断されてからしばらくたって分かったそうですが知的障害もあるということがわかったそうです。
知的障害が重複している場合、早くに発達障害と気づくことが多いようです。Eちゃんの場合は知的障害軽度の判定だったようです。
Eちゃんママは発達障害の可能性が疑われたときはビックリしたそうです。
逆さバイバイやクレーン現象が発達障害児におこりやすい特性だということを知らなかったからです。
確かにそういった行為が発達障害に結び付く可能性があるというのは、発達障害ということ理解していないと難しい事だと思います。
何も知らないとそれも個性だと思ってしまうと思います。
もちろんこういった特性が見えなくても発達障害の可能性はありますしこういった特性をやったからといって発達障害とも限りません。
こういった特性が発達障害の可能性があるということを知っていれば疑っていたのかもしれませんが知らないと発達障害と気づけないのもうなずけます。
F君ママの場合
F君の場合は普通の子供と変わらない成長をしていったそうです。
言葉の話はじめが遅かったわけでもなくおむつも順調に取れて、目が合わないない、クレーン現象などいわゆる発達障害の特性が全く見られなかったそうです。
子育てをしていく中で困りごともなく順調に育っていったそうです。
幼稚園に入園してからも特に目立つようなことはなく集団行動もしっかり出来て、特に問題を起こすことなく幼稚園時代も過ごしていたそうです。
言葉もしっかり理解出来て何の問題もなく幼稚園を卒園したようです。
小学校に入学して間もなくは何の問題もなく読み書きや数字を書く勉強をしていったそうです。
知力にも特に問題を持っていなかったのでこのまま何事もなく無事に小学校を満喫してほしいなと思っていた時に算数の足し算、引き算を学校で習うようになりました。
宿題でも出されることが多くなり、一緒に宿題をやって教えているとどうも足し算、引き算が苦手なように感じたようです。
数字を見るとどうしても頭がこんがらがって答えが導き出せないような感じだったようです。
指を使うことでやっと分かるようになったようですがそれでもどうしても計算は苦手で小学校1年生の2学期になると繰り上がり、繰り下がりの引き算になるのですが、指を使うことも難しくさくらんぼ計算も理解出来ていないようでこの頃は全くと言いていいほど問題が解けなかったそうです。
小学校1年生の後半ともなると答えの数字が10までだったらパット答えが出てくるのですが質問をしてもまだ答えが出るまでに時間を要する感じだったようです。
この時親は知的障害を疑ったらしいのですが、漢字は書けるし読むことも出来るし国語の文章問題も問題なかったので原因は何なんだろうなと思ったらしいです。
初歩的な計算を何度も何度も繰り返しやらせていたみたいですが、それでもなお進歩が見られなくて知的障害を疑いつつも小学校2年生になってもなお簡単な計算も出来なかったので流石におかしいと思っていた時に学校から連絡があったそうです。
一度F君のことについて相談があると連絡があったそうです。
F君ママも勉強面での相談だと思い学校側に「知的障害の可能性はありますか?」と質問をしたそうです。
学校からは「字を書くことと文章問題を解く力には問題がないと思いますので知的障害の可能性は低いと思いますが」と言われて、先生からは「私はもしかしたら発達障害の一種学習障害の可能性があると考えてています。」と言われたそうです。
「学習障害?何それ?」
初めて聞いた言葉に驚きを隠せなかったようです。
先生からは学習障害がどのようなものかを教えて頂き全てに納得がいったと思ったそうです。
学習障害(LD)は知的な遅れが無いのにある特定の部分が極端に出来ない「読み書きが出来ない」「計算が出来ない」などの障害がみられる発達障害の一つです。
F君ママも知的な遅れは感じていなっかたものの算数だけが出来ないことに疑問を感じていたがそういう障害があることを知り、初めて子供が算数だけが出来ないことに納得がいったようです。
学習障害は聞きなれない言葉だと思いますが、学校に入り本格的に勉強が始まらないと分からない障害でもあります。
F君も今は算数だけ特別支援級で学んでいるそうです。
PART4に続く、PART4は下にあります。
PART4に続く
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