子供の発達障害に気づいたきっかけ
初めに
今回は子供が発達障害かもしれないと思ったきっかけを発達障害児を育てるママに話がたくさん聞けたので今回紹介していきます。
こんなことやあんなことで気づいたり親によって子供の特性によって大分変わるんだなとか早くに気づいたんだとか気づくのが遅かったとかいろいろありますので、是非興味のある方は最後まで読んでください。
A君ママの場合
A君には上にお兄ちゃんがおり、A君は2番目に授かった子供だそうです。お兄ちゃんを育てているので子育ての経験はあるので子育ての大変さや苦労はある程度分かっていたそうです。
赤ちゃんの頃に泣いていると抱きかかえてあやそうとしても抱っこを嫌がるそうです。その時に「アレっ?」と違和感を感じていたそうなのですが、抱っこを嫌がる子供のなのかなとあまり気も留めなかったらしいです。
1歳を過ぎた頃に名前を呼んでも反応しない、ママの後追いをしないなどがありお兄ちゃんとは大分違うなと感じていたそうですが、子供だって人それぞれでこの子はこういう子なんだろうなと思うだけで何かを感じることはこの時はまだなかったそうです。
そんな時に1歳6ヶ月検診を迎えて検診を受けたのですが、この時は特別に指摘を受けなかったそうです。
そして2歳になり、お兄ちゃんはこの時期には言葉を発していたのにまだ1語も言葉が出ていなかったそうです。
しかしこれも成長は個人差と思ってあまり気にはしなかったようです。
どこか上のお兄ちゃんと違うなと思う所はあったようです。こだわりが強いなとか公園でも一人で遊んでいるなとか少しお兄ちゃんを子育てをしていた時と違う違和感はあったそうですがそれも個性なのかなと思っていたようです。
そして1年が過ぎ3歳児検診があり、そこでも成長過程での指摘は受けなかったそうです。言葉自体は単語は出るようになったようですが、2語、3語と出てはいなかったようですが指摘はされなかったようです。
検診をされた先生も成長には個人差があるとお考えだったようです。
こうして3歳児検診も終わり、幼稚園に通うようになるので、入園前に体験入園のようなものが何回かあってその園に慣れてもらうために入園希望者は子供と一緒に参加するらしいのですが、他の子供たちと明らかに違う子供の様子にビックリしたそうです。
先生の指示に従い子供は椅子に座ったり、立ったりしていたらしいのですがA君は自分の世界にいて全く指示に従えなかったそうです。
他の子供たちと同じようなことが出来ていない、普通出来ることが出来ていないというのが分かったそうです。
言葉が出るのが遅かったことや2語、3語が続かないなどの思い当たる節もあったので、住んでいる地域の児童相談所で相談に行ったらもしかしたら発達障害という障害の可能性があるということを言われて検査を受けれる病院を紹介してもらい検査の結果、自閉症スペクトラム障害という診断結果が出たそうです。
周りと比べてみて初めて自分の子供が出来ないことが多いと気づかされて発達障害(自閉症スペクトラム障害)だったということが分かったそうです。
子育てを経験していて違和感を感じていてもすぐには発達障害と気づけなかったということです。
B君ママの場合
B君のご家庭も上に子供がいてお姉さんがいるそうです。
男の子、女の子を授かることになり夫婦でとても喜んだそうです。
初めての男の子で楽しみながら子育てをしていたそうです。
1歳も過ぎて1歳6カ月検診では特に子供にもおかしい所は見つからなかったので検診時に困りごとを聞かれても特にないことを伝えたそうです。
先生からも特に言われることはなかったので1歳6ヶ月の検診の時は特に何もなかったそうです。
発達障害の特性でよく言われる目が合わない、指差しをしないなどの特性もなかったようです。
2歳を過ぎてみんながお話しできるようになってもなかなか言葉で出てこないなど言葉が遅いなどの傾向はあったようです。
でも成長には個人差があると思っていたので全く気にしなかったようです。
3歳児検診の時も言葉のことが気になったようですが特に検査時にも言葉に関しても指摘されることはなかったのですが、もし心配でしたらということで、「ことばの教室」を紹介してもらったそうです。
「ことばの教室」
発音が苦手な就学前のお子さまが遊びながら発音の練習をする教室です。
ことばの教室にお世話になることでした。
「その先生には少しゆっくりなだけで大丈夫ですよ」「心配しなくても大丈夫ですよ」と声をかけられたみたいです。
しばらく通っていて半年を過ぎてもあまり言葉を上手に話せていないと思っていたら、教室の先生からその時初めて発達障害の可能性を指摘されたようです。
「成長が思ったよりもゆっくりで専門的なサポートが必要だ」と言われました。成長がゆっくりな原因が発達障害だったという訳です。
確かに同年代の子供よりも出来ないことが多いなと3歳を過ぎた頃から感じ始めていたようですが、それは個人差でありまさか障害があるとは思っていなかったようです。
正直、子供に何かの障害があるなんてと思ってもいなかったのでビックリもしたし不安にもなったようですが、検査を受けることになり発達障害「自閉症スペクトラム障害」と診断が出たようです。
子供に障害があると分かった時は何日も寝込むような状態だったようですが、今ではすっかり立ち直り、頑張って子育てをしているそうです。
B君ママの場合は親自身が気づいたわけではなく第3者の方からにより発達障害が分かった形になります。
このお二方は比較的早くに発達障害を気づけたと思います。何がきっかけで子供の発達障害が分かるのか?
B君ママの場合は、ことばの教室に通わせていなければ発達障害の発見が遅れていたと思いますしA君の場合も積極的に体験入園に行かせていなければ分からなかったことだと思います。
我が子を見て発達障害が分かるというよりは比べてみて分かったり、第3者の目から見て分かったりなど特性がそれほど強くない場合は我が子だけを見て育てて発達障害と気づくのは難しい気がします。
PART2に続く、PART2は下にあります。
PART2に続く
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