子供の発達障害に気づいたきっかけ
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我が子の場合(自閉症スペクトラム障害ASD)PART2
無事に幼稚園の入園式が終り、今度は子供がバスに乗って幼稚園に行きます。私は専業主婦なのでこの時が初めて子供と離れ離れになる時間でした。もちろん子供も母親である私と初めて一緒ではない時間を過ごすことになります。
初めてバスの乗った時は、嫌がりはしなかったものの何ともいえない寂しげな顔で私を見ていたことを思い出します。
上の子供もそうだったのですがそんな顔に目に涙を浮かべたのと同時に子供の成長に喜びを感じていました。
バスの乗る時の切ない顔はしばらく続きましたが、子供は切り替えが早いものですぐになれて私の顔を見ることなくバスに乗ってすぐに友達と話しているのを見た時は成長を感じたのと同時に少し私の下から離れていってしまっている感覚になり寂しい気持ちにもなりました。
幼稚園に入園してからは一度も「幼稚園に行きたくない」といったことはありませんでした。それくらい幼稚園が楽しかったのだと思います。
幼稚園に入ってからは友達と遊ぶことも覚えて毎日が楽しそうでした。
幼稚園の行事を見に行くと椅子に座ってられずに動き回るとか集団行動が全くできていないとかはありませんでした。
座って話を聞いているタイプの子供でした。(実際に話を聞いていたかは分かりませんが)
幼稚園に入園してからも何も問題なく過ごせていました。幼稚園の教育方針が子供にも合っていたのだと思います。
伸び伸び子供らしく学ぶことを教育方針にしていたので、本当にこれが子供にとって良かった事だと思います。
学校側からも面談や直接何か問題点を指摘されることもなく、幼稚園も無事に卒園出来ました。
後で説明しますが、幼稚園の時に子供のある部分を見て凄いなと感じていたそうです。
幼稚園も無事に卒園して、就学前の検診ももちろん何の問題もなかったです。
これから本格的に勉強が始まります。
この時は子供の頭の良さ悪さは全く気にしてなく、子供が頭がいいのか悪いのかは全く分かりませんでした。
自慢できることではないですがこの時も発達障害を聞いたこともありませんでした。
そしていよいよ小学校に入学です。
新しいランドセル背負い小学校に子供が歩いていきます。
何度見ても嬉しくなる瞬間です。
1週間は親と一緒に登下校
残りの1週間は下校のみ親が付き添う形になります。
この時です。一番最初に子供の発達障害を指摘されたのは
担任の先生から子供の発達について疑われたのです。
「〇〇君は発達障害の診断は出ていますか?」
私としてみれば何それ!?発達障害!?
この時初めて聞いた言葉でした。
「〇〇君はもしかしたら発達障害の可能性があります。」「しばらく様子を見ていきますが、まだ異変を感じるようでしたら私の方から報告させていただきます。」と言われました。
発達障害という言葉をお聞いたこともなかったので、発達障害!?子供に何か障害があるの!?知能に何か問題あるの!?と物凄い不安に駆られました。
その後に「幼稚園での様子を一度確認してみて下さい。」と言われてその場を後にしました。
私の不安げな顔をみて「ママどうしたの?元気ないよ」と言ってきたのが余計に切なくなりました。この子にはもしかしたら障害があるかもしれないと
その後に発達障害について色々検索したものの発達障害の特性を子供と照らし合わせたもののそれらしいものも中にはあったのですが、当てはまることも多くなかったので、もしかしたら学校の環境に慣れていないだけなのかなと思っていました。
下の子供がまだ幼稚園に通っていたので、念のために幼稚園での様子を伺ってみたところ、私の知らない我が子の凄さを説明してくれました。
先生曰く、わが子は頭のいい子供だと思っていたそうです。例えば「夏休みは7月21日からです。」と先生が言うと子供が「後15日後だ」と答えるそうです。運動会の時などもそうだってようです。しかも「10月10日に行った遠足の絵を描きましょう。」と言うと「12日前の遠足だ」と答えるそうです。
先生は瞬時に繰り上がり、繰り下がりの計算が出来て凄いなと思っていたらしいです。
一度幼稚園に通っている頃先生に「塾に行かせたり、家で勉強させてますか?」と聞かれたことがあったのを思い出しました。
塾にも家で勉強をやらせていなかったのでそう答えると、そのとき先生は「そうですか」としか言わなかったので、私はその時深く追及をしなかったのを思い出しました。
後は記憶力も凄いなと感じていたそうです。
幼稚園に入ってからの行事、例えばさつまいも掘りやジャガイモ掘り、遠足、運動会、マラソン大会、幼稚園に入ってから全ての日付を覚えていたそうです。
そういったことを目にした先生は我が子を物凄く頭のいい子だなと感じていたようです。
私達も初めて知ったことですし、もしかしたら先生も心配かけないように気を使ってこんなことをおsっやてくれてるんだろうなとその時は思っていました。
だって子供のそんな凄いことを目撃したことは一度もありませんでしたので
その先生の話を聞いても「あそうなんだ」と軽い感じで聞いていました。
しかし、幼稚園でも問題がなかったことに安堵して、学校の生活に慣れてくれば大丈夫だろうとその時は考えていました。
その後も1カ月が経ちましたが、学校からも何の連絡もなかったので心配はしていましたが大丈夫だろという気持ちも強かったです。
しかし、家庭訪問の時に再度言い渡されることにこの時は思ってもいなかったです。
家庭訪問の日程表を見た時に少し嫌な予感はしていました。
最終日の最後の時間に私の子供は組み込まれていたからです。
この日程表を見た時にもしかしたらと不安になりました。
PART14に続く、PART14は下にあります。
PART14に続く
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