いきなり発達障害児を育てることになった親の葛藤PART4

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発達障害 ブログ

前回の記事PART3

いきなり発達障害児を育てることになった親の葛藤PART3
発達障害の検査の最中調べていくうちに出会った本。その本をきっかけに発達障害の改善を目指すことになる
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子供の発達障害の検査2回目

検査は最初の検査から更に1ヶ月後でした。

次は親は待合室で待っているだけで子供と病院の先生の面談という形式で行われていきました。先生が色々質問していき子供が答える形式みたいです。

後で子供から聞いたのですが、「担任の先生の名前を紙に書いて」「将来は何になりたい?」などの質問を受けたみたいです。

他にも子供の行動などを観察したようですが、最後に先生から「次回検査結果が出ます。」とだけ報告されました。

番外編で説明しますが、この時はもうこの子は発達障害なんだろうなと思っていました。しかし、次回には検査結果が出るとういうことなので次回の予約を取ると次もまた1ヶ月後ということでした。

1ヶ月後とういう事は夏休み中ということになります。

ある程度の覚悟は出来ているとはいえ不安な毎日を検査結果が出るまで待つことになります。

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発達障害の検査結果

夏休み中に検査結果が出ます。子供達と海やプールに行ったりして楽しく夏休みを過ごしていました。

夏休みも終わり間近に検査結果が出ます。

子供達も楽しく過ごした夏休みもそろそろ終わりです。上の子供と下の子供は私の母親にお願いして夫と子供の3人で検査結果を聞きに行きます。

夏休みの間も考えるのは検査結果の事ばかりです。たしかに発達障害と確信した出来事はありましたが、毎日、毎日、発達障害でなければいいなと考えて過ごしていました。無駄な事は分かっていますが、時には神社に行って「発達障害ではありませんように」と願うことも一度や二度じゃありませんでした。

ある程度の覚悟は出来ていましたが、やはり不安というかなんというかとても複雑な気持ちで検査結果を聞きに行きました。

診察室には私と夫二人で入り、子供は待合室で待っている状況です。

先生は私達に目を向けすぐに検査結果を言い渡しました。

「自閉症スペクトラム障害重度です。」

もちろん分かっていました。もちろん覚悟は出来ていました。

しかし、いざ本当に先生から診断が下るとずっしり重いものが胸に突き刺さるような感覚を覚え何とも言えない絶望感、喪失感など今までにないくらいの感情になりました。

絶望感で頭が一杯になり、この後先生から今後の事など説明を受けましたが、全く耳には入ってきませんでした。

覚悟していたとはいえ、何故こんな気持ちになってしまうのだろうと自分でも不思議に思うくらいに気持ちの整理がつきませんでした。

発達障害を消して「悪」と捉えているわけでもありません。

発達障害がダメとも思っていません。

発達障害の子供を笑顔で一所懸命に育てているママも知っています。

しかし、絶望感にさいなまれた気持ちになっているのがこの時の心情でした。

全ての話を聞き終え、待合室で待っている子供を見ると涙があふれだしてしまいそうになりましたが、ぐっとこらえて病院を後にしました。

車の中で無邪気に笑い、話しかけてくる子供と接するとどうしても涙が出てきそうになってくるのですが、どうにかこらえて子供とは接しました。

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子供が発達障害と診断が出た時の親の心情

病院を後にして家に着くと子供たち二人が待っていました。発達障害と診断された子供はもちろん他にも二人の子供のためにもいつまでもめそめそ下を向いていちゃだめだ強い気持ちを持って前を向いて進まなきゃだめだと頭では分かっているのに心が全くついてきません。

この夜のご飯もさほど食べれずに夜寝つきも悪かったです。

今となっては何であんなに悩んでいたんだろうと思いますが、当時の私の心はズタズタでした。

1日や2日では簡単には立ち直れず、毎日ため息をついたり、ごはんが喉を通らなかったり、考え事をしてしまったり、子供達とも上手く接することが出来ませんでした。

夫も心情としては辛いはずなのに子供達にもしっかり明るくふるまってくれて家事の手伝いや子供たちとお出かけしてくれたりと一生懸命に私の代わりに色々とやってくれました。

時には何でこんなに悩んでいるのだろうと思う程気持ちの整理がついていませんでした。

しかし、毎日、毎日こんな状態の私を見かねた夫に「ママが落ち込んでいるのは子供のためにならない」「子供のためには笑顔でママがいることだよ」「ママが落ち込んでいるのは子供の将来の不安でしょう。でも不安からは何も生まれない子供がどうしたら良くなっていくのかを前向きに考えるのが親の役目だよ」
「ママが悩んでため息をついててもそこからは何も生まれない、子供のためにどうしたらいいのかを考えて実行していこう」と言われて確かに不安になっていても子供のためにならないし悩みが解消されるわけでもない。子供のこれからをどうしていくのかを考えることが子供のためになると思い始めました。

この言葉をきっかけに徐々に心にも余裕が持てるようになりました。この時はもうすでに数字カードを使ったワーキングメモリのトレーニングもやっていました。確かにトレーニング自体の成果は学校が始まってからではないと分からない部分もあるけど、カードの枚数が増えていってるのでそれだけでも効果はあるのかなとは思います。

「子供の将来に勝手に不安になるのではなく、子供の将来を明るくするために悩む」ように心に決めた瞬間でした。

ワーキングメモリを鍛えてどうなるのか澤口先生のところに行った成果はあるのかなど不安はもちろんありますが、楽しみでもあります。

こうして夏休みが終わり2学期が始まりました。

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PART5に続く

いきなり発達障害児を育てることになった親の葛藤PART5
発達障害と診断された小学生を育てる親としての役目と親としての覚悟。発達障害の小学生を育てていくにはどうしたらいいのか?

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