発達障害児の幼児の頃の特徴は
段々と発達障害の特性が出てくるのが、幼児の頃です。子供が成長するにつれて周り見ることで発達の遅さを感じます。
子育てをしていて違和感を感じることも多くなるのが幼児の頃です。
発達障害児の幼児の頃の特徴を解説していきます。
友達を引っ掻いたり、かみついたりする
言葉の2語、3語が出てこない
友達と遊ばずに一人で遊ぶことを好む
集団行動が出来ずに一人違う事をしている
癇癪を起しやすい
落ち着きが無くじっとしていられない
ミニカーなどを並べて遊ぶなど強いこだわりがみられる
敏感または鈍感
特定の物を極端に嫌がったり怖がったりする
以上のような特徴が見られます。
この頃になると特徴が顕著になってきて育てている親も違和感を感じ始めます。その他の特徴としてはおむつが取れない、コミュニケーションが上手く取れないなどの特徴があります。
親が気づけない場合もあります。3歳児検診で指摘を受けることも多く
保育園や幼稚園に行くようになってからは、他の子供との成長の違いや集団行動が出来ないことや席にじっと座っていられないなどの特徴から先生に発達障害の可能性の指摘を受けることもあります。
発達障害と気づきやすいのは幼児の頃が多いです。
また、特徴の出方は発達障害の種類によって変わってきます。
発達障害のそれぞれの特性
自閉症スペクトラム (asd)障害 の特徴
対人コミュニケーションや他人との関わり方に置いてですが、ASDの人は一人でいることを好んだり、対人関係においては常に受け身という傾向があります。また、他人の気持ちを理解する事が苦手
コミュニケーションにおいては、 人情に配慮することが上手ではないという特徴もあります。
曖昧な事や、臨機応変に対応する事が難しく誤解されやすい
幼少期のころは、同じことをオウム返しのようにリピートすることが多かったり、話し言葉の発達が遅れていたり、他人の言葉の意味を理解できなかったり、会話がちぐはぐになりやすいという点が挙げられます。
行動がパターン化するという点では、普段から常道的な動作を繰り返す傾向にあったり、特定の手順とかやり方を繰り返すことにこだわったりするという点があります。また、特定のことに興味を持つことが多いという点も、ASDの特徴と言われています。
注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴
注意欠陥多動性障害(ADHD)には、集中力が長く続かないとか、落ち着きがなく常に体のどこかが動いているとか、また順番待ちができないなど忍耐力がなくて衝動的に行動するという点が大きな特徴です。一般的には大人になってからADHDを発症することは少なく、多くの場合には7歳までに発症することと言われています。そして、日常生活の中でADHD特有の行動をとる傾向にあるため、家族や学校の先生などが気づくケースが多いようです。
子どもの頃に発症するADHDは、成人してもそのまま症状が続く傾向にあります。場合によっては落ち着かない性格だとか、こらえ性がない性格だという風に、性格とか個性として片付けられてしまうことも多いようです。
学習障害(LD)の特徴
学習障害(LD)とは、知的障害や聴覚、視覚に問題がないのに学習する際に必要となる能力である「読む」「話す」「聞く」「書く」「計算する」「推論する」などから、特定の能力における発達が遅れているという特徴があります。こうした能力は、生まれ持っての能力だけではなく、普段の生活習慣で身に着けることができます。また、その人によって得意な分野もあれば苦手な分野もあるものです。
大きく分けると発達障害は3つに分類されます。障害の種類によって特徴は変わってきます。また知的障害などの他の障害と重複することもあります。
知的障害などと重複したり、障害の特性が強い場合は、幼児の頃までに気づくことが多いですが、特性が軽かったり、知能に問題が無い場合は、幼児のころでも気づかない場合があります。
学習障害などは本格的に勉強が始まる小学校に入ってからでないと分からないこともあります。
障害の種類や障害の重さ、他の障害との重複により特徴も変わってきます。
発達障害と気づく大切さ
子供が発達障害といち早く気づいてあげることが大切です。発達障害と気づいてあげられることは子供にとっても、育てる親にとっても、とても重要な事です。
親が気づいてあげれれば一番いいのですが、親が気づいてあげられないこともあります。発達障害という言葉や存在さえしらない親も多いからです。最初の頃はちょっと変わっているな、少し成長が遅いなとか少し違和感を感じても、まさか発達障害だと思わないことも多く、そのまま幼少期を過ごすことも少なくありません。
早く気付いてあげることで子供の発達障害の特性に合わせた子育てが出来ます。「なぜこんなことも出来ないんだろう」と怒っていたばかりいた子供を発達障害と分かることで怒らなくて済みます。
子供が発達障害と分かることで、出来ないことや苦手なことが多いことにも納得出来て、むやみやたらに怒らなくなり、子供もストレスを受けないので、発達障害の子育てにとって、とてもいい環境が生まれます。
子供が発達障害と早めに気づくことで他にもいいことがあり、それは二次障害を防げることもあげられます。
二次障害とは
〇 不安障害
〇 頭痛、腹痛、食欲不振
〇 不登校、ひきこもり
〇 うつ病
〇 自律神経の乱れ
〇 暴言、暴力などの攻撃性
〇 自傷行為
上記の様な事が発達障害の二次障害といわれています。
早めに発達障害と気づくことで二次障害を防げる可能性が高くなります。
早めに気づいて子供の特性に合わせた子育てをすることがとても大切になります。
もしも子供が発達障害かもと思ったら
子供の異変に気づいたり、検診などで子供が発達障害の可能性を指摘された場合、もしかしたらと思ったら発達障害の検査をしなければいけません。
発達障害の検査はその日に検査をしてすぐに検査結果が出るわけではありません。何回か検査をしていきその結果最終的に診断が出ます。
自治体にあるこども福祉課などに相談しに行きましょう。検査ができる医療機関の紹介をしてくれます。またかかりつけの小児科などに相談しても紹介してくれることがあります。
全ての小児科で検査が出来るわけではないので必ず検査できる機関を相談しましょう。
住んでいる自治体の発達障害支援センターなどに相談も出来ますので早めの検査をしましょう。
最初の検査を受けるのに予約をするのですが、長いと最初の検査を受けるだけで半年くらい待たされてしまうこともあるようですので、医療機関が決まったら早めに検査予約を取りましょう。
1回目の検査で分かるわけではありません。親への問診、聞き取り、母子手帳での生育歴、病歴などを確認して、3回くらいに分けて検査が行われ最終的な診断が下ります。
子供が発達障害と診断されたら
発達障害と診断されたら、お住いの市町村区に障害者手帳の申請を行います。必ずしも発達障害と診断されたからといって全員が申請する必要はありません。
障害者手帳を習得する事によって様々な支援やサービスを受けられます。
療育センターを利用出来たり、税金の控除、公共料金の割引、電車やバスなどの割引などのサービスが受けられます。障害の等級などで変わってきます。(地域によって支援やサービス、申請を受けないと受けられないサービスなどあります、支援やサービスは地域によって違う場合がありますので、必ずお住いの市町村区にお問い合わせください。)
また知的障害を伴う場合は療育手帳を申請できます。
親自身も発達障害について色々勉強をしなければなりません。発達障害を親が理解する事でご家庭でも子供の特性に合わせた子育てをして、子供の手助けをしなければなりません。
子供には多くの支援が必要になります。その支援を受けれるように申請をして、長期的な計画を立て子供にとって最善な方法をとっていきます。
発達障害児の子育ては苦労も多いと思いますが、子供が発達障害と診断されたら親としても覚悟を持って子育てをしなければいけません。
発達障害と診断されたら親として強い気持ちをもつこと大切です。
発達障害について相談したい
発達障害の子育てで悩んだり、発達障害について困りごとがある場合は相談も出来て指導や助言もしてくれる相談場所を紹介します。
相談窓口・支援機関
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報
市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査(乳幼児健診)や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。
児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。
全国児童相談所相談所
発達障害教育推進センター
発達障害教育推進センター
主な相談場所になります発達に関しての相談が出来る場所になっています。
発達障害について個人的な悩みや相談や愚痴などがある場合は私のTwitterからダイレクトメールで相談してください
コメント