発達障害の子供の褒め方
基本的には普通の子供への伸びる上手な褒め方と変わりません。
ただいくつか気を付けなければいけないポイントあります。
短く、分かりやすく褒める
「外から帰ってきたらちゃんと手洗いが出来て偉いね」
「宿題をやってと言われなくてもきちんと出来て凄いね」
ポイントは短くそして何を褒められているのかが分かるように、
「手洗いが出来て偉いね」と言う褒め方だと、手洗いが出来たことがいい事だという認識になってしまいます。外から帰ってきたときにきちんと手が洗えた事を褒めましょう。
「宿題が出来て偉いね」と言う褒め方だと宿題が出来たことがいい事だと言う認識になてしまいます。親が言わなくても進んで出来たことを分かるように褒めましょう。
ルールを決めて守る 出来たら褒める
ルールをしっかり決めて守ることが出来たら褒める。ルールを決めてやる方が意外ときちんと出来る事が多いのやって欲しい事、直してほしい事にルールを決めてルールが守れたらきちんと褒めましょう。
ルールの数は多くてはいけません。少ない数のルールでしっかり取り組みましょう。ルールが当たり前に出来るようになってもきちんと褒めてあげてください。
やってはいけない褒め方
普通の子供も同じですがやってはいけない褒め方があります。十分に気を付けて褒めるようにしてください。
褒め方一つで子供が伸びます
過程を褒めないで結果を褒めてしまう事
「頭がいいからテストの点数がいいんだね」
「こんな問題が解けるの天才だね」
と 勉強を頑張った事を褒めない。
頭がいいから勉強しなくていいんだと思ってしまう。
他の子と比べて褒める
〇〇ちゃんより勉強できるね
○○ちゃんより速く走れたね
他人と比べて優越感に浸り
あの子より出来る、あの子より凄いと人を下に見てしまう。
発達障害の子供は怒ってはいけない!
発達障害の子供は良く褒めてくださいと言われます。健常者の子供だって褒めて伸ばす子育てが理想ですが、発達障害の子供はとにかく褒めて褒めていくスタンスです。
褒めるやり方は間違ったやり方ではありませんし否定もしません。しかし失敗しても怒ったり叱ったりなるべくしないようにして下さいとよく言われます。
そもそも怒ると叱るは違うんです。
健常者の子供でも発達障害の子供でも怒ってはいけません必ず叱って下さい。
怒ると叱るの違いは
「怒る」
相手が自分に悪い影響を与えたり、自分の思い通りにならなかった時に感情を剥き出しにして強く相手をとがめる。
「叱る」
相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分の思い通りに通りにならなかった場合に、相手をより良くしようとする、正しい方向に導こうとする事
全く違う事だとわかりますね
怒るは失敗やミスを感情剥き出しに怒鳴り散らす
叱るは失敗やミスを正しより良い方向に導く 。
子育ての場合だと怒るを繰り返してしまうと子供に悪影響をおよぼす可能性があり、失敗やミスを起こすと「お父さん、お母さんみたいに怒鳴ればいいんだ」と相手を尊重せず感情剥き出しに怒り出すことを覚えてしまいます。
怒るは大人であっても子供であってもあまり意味を持ちません
何で怒られているのかが分からなくなり、何が原因なのかより、怒られたことだけ頭に残ります。
効果的な叱り方
〇 すぐに叱る
あの時のあの事なんだけどと叱っても効果が薄い
〇 短く端的に叱る
だらだら叱っても結局何で叱ってるのか分からなくなる
〇 本人の前だけで叱る
みんなの前で恥をかかされたとしか思わなくなり
でも叱るってなかなか難しいですよね
どうしても感情剥き出しに怒って怒鳴り散らす事もあるかもしれません
もしそうなってしまった場合は、叱りにチェンジしてより良い方向に導きだしましょう
感情のコントロールもしっかりやる事が親にとって必要ですからね。
発達障害の子供への叱り方
発達障害の子供は出来ないことが多く年齢の割に幼い行動をとることが多いです。そんな中同じ年代の頃と比べたり、兄弟と比べたりしてしまうと出来ない事への苛立ちで怒鳴ってしまったり、きつく怒ってしまう事もあると思います。
出来ない事が多く、年齢の割に出来ないのが発達障害なのです。
出来ない事への怒りで絶対に怒鳴ったり、怒ったりするのはやめましょう。ますますパニックになり何が悪くて何がいけないのかが分からなくなります。
発達障害の子供へは叱るを意識する事いけない事、ダメな事、やってはいけない事を教えていきましょう。
ため息交じりの叱り方(何でこんな事もできないの)は絶対にやめてください。心からきちんと伝わるように叱りましょう。
全部は無理なので一つずつ丁寧に叱っていきましょう。コツは的確に短くです。
発達障害の子供へ何故叱るのか?
発達障害の子供へは叱らないようにして下さいと言われることもあり、親自身も発達障害だから叱ってもしょうがない、分からないから意味がないとあまり叱らない事が多いと思います。
発達障害の子供にもきちんと叱っていきましょう。やってはいけない事、ダメな事をしっかり教えるためです。
最初は理解できずに、同じ事をしてしまったり、やってはいけない事を繰り返しやってしまうかもしれません、でも根気よく、丁寧にしかっていけば必ず分かる日が来ます。
何度言っても分からないとあきらめてしまったら、子供もいけない事を理解しないまままた逆戻りになります。
諦めずに根気よく丁寧に何度も何度も叱って教えていきましょう。
まとめ
発達障害の子供も健常者の子供も叱り方に違いはさほどありません、間違った叱り方をしないように気を付けて気を長く持って発達障害の子供のは接していきましょう。
感情的には絶対にならないように気を付けてください。
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