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子供が発達障害と診断されたときの親の心情
子供の発達の遅れを指摘されてから2年が経ち、その間も同年代の子供に比べると発達の遅れは目立っていたようです。
最初1歳6ヶ月検診で発達の遅れを指摘されたときは、愕然として子供の将来への不安から精神的に不安定になり、かなり落ち込んでいたそうです。
それからは、気持ちを切り替えて少しずつ気持ちが前向きになり、子供のために頑張っていたそうです。
発達の遅れを指摘されてからは、気持ちが沈んではいたが、発達障害について勉強していくうちに発達障害の小さい時の特徴などを調べていくと自分の子供に当てはまることも多く、また同年代の子供と比べるとどうしても成長の遅さを感じて、この時はまだ正式な診断は出ていなかったそうですが、間違いなく発達障害だなとママは感じていたそうです。
しかし、心のどこかでは正式な診断が出ていない以上もしかしたら障害はないかもしれないという期待も心に持っていたそうです。
この子には障害があると分かっていたそれなのにいざ診断が出てしまった時は、かなり落ち込んだそうです。
自分の子供に障害があると言われた時にすぐに受け止めることはなかなか出来ないと思います。このママも当然分かっていたとはいえ、いざ診断が出た時は目の前が真っ暗になり自分を恨んだそうです。
一生この障害を背負って子供は生きていくのかと考えたら、帰りの車で涙を流したそうです。
受け止めることも逃げることも出来ないこの現実に立ち向かっていくのは容易ではなかったそうです。
結婚は出来るのか?学校はどうなるのか?一人で生きていけるのか?親が死んだらどうなってしまうのか?など将来のことを心配になったり、一生親が面倒を見なければいけないのかの不安やとにかく子供に対して心配になることや不安になることばかり頭をよぎるそうです。
子供の将来への不安このことが一番気にかかる悩みだったそうです。
ママ一人で頭を悩ませて、全く頼りにならない旦那がいることで全て私にこの重圧がのしかかることにプレッシャーみたいなものも感じていたそうです。
旦那が頼りになればこの困難も乗り越えられるとは思ったそうですが、全く頼りにならない旦那の為、この苦難を乗り越えられると思うのにその旦那が全く頼りにならないため一人でこの苦難を乗り越えらるかがかなり不安になったそうです。
しかも、もう一つ気になることがあり、更なる不安になった原因は知的障害の可能性があると言われたことです。
自閉症スペクトラム障害と知的障害が重複してしまうと子育てや子供の将来への不安が更に増してしまい、ママの心はズタズタだったそうです。
障害を持つ子供を育てることになった当時の心境としては子供の将来への不安、子育ての不安、そして協力的ではない旦那の不安とママの心もボロボロだったそうです。
子供に申し訳ないという気持ちもあったそうですが、何より一番引っかかるのは何もしない何もしようとしない旦那が心の支えにならなかったことだそうです。
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