子供が発達障害と診断されたら
子供が発達障害と診断されたら、まず気持ちを落ち着かせてお住いの市町村区に障害者手帳の申請を行います。必ずしも発達障害と診断されたからといって全員が申請する必要はありません。
親が必要がないと判断した場合は、申請をしなくても構わないです。
障害者手帳を習得する事によってさまざまな支援やサービスを受けられます。
支援やサービスを受けることにより発達障害の子供を育てる親の苦労を軽減させてくれます。
療育センターや放課後等デイサービスを利用出来たり、税金の控除、公共料金の割引、電車やバスなどの割引などのサービスが受けられます。障害の等級などで変わってきます。(地域によって支援やサービス、申請を受けないと受けられないサービスなどあります、支援やサービスは地域によって違う場合がありますので、必ずお住いの市町村区にお問い合わせください。)
また知的障害を伴う場合は療育手帳を申請できます。
まず親がやらなければいけないことは行政に申請して、親や子供にとってより良い取り組みが出来る支援やサービスを受けられるようにします。
支援をうけることによって親もそほど負担にならないような子育てが出来るようにします。
発達障害の子育てでやってはいけないこと
発達障害の子育ては気を付けなければいけないことも多いです。発達障害の子育てでやってはいけない言動をいくつか紹介していきます。
発達障害の子供が自己肯定感をなくす言動
発達障害児にももちろん自己肯定感を持ち合わせています。しかし親がこれは出来ない、これは無理と決めつけてしまい、なにもやらせようとしないと子供も「どうせ私には無理なんだ」と諦めてしまい、子供が何かをしようという意欲が削ぐなわれて、何も挑戦しようとしなくなります。どうせ無理だからと何もやらせないと自己肯定感は失われていきます。自己肯定感が失われることにより、自信がなくなり、自分の存在さえも否定する事になってしまいます。
出来ないと決めつけたり、やろうとしていることを「どうせ無理だから」と決めつけたり、失敗をしたら諦めさせたりすると自己肯定感が失われて二次障害を引き起こしてしまったり、学校や社会に適応できなくなってしまいます。
子供にやらせてあげること、失敗してもあきらめないで親として見守る事が大切です。
発達障害の子供を怒鳴ったり、怒ったりすること
発達障害の子供は良く褒めて伸ばせと言いますが、その通りだと思います。しかしやってはいけない事をした場合は、叱ることも大切です。
叱るとは
相手がより良い行動に導くために教える事です。叱る事は決して悪い事ではありません。
怒るとは
相手が自分に悪い影響を与えたり、自分の思い通りにならなかった時に感情を剥き出しにして強く相手をとがめる 。
叱ることは子供を良くするためにいいことですが、怒ったり、怒鳴ったりすることは子供にとっても良くありません。
子供は怒られると委縮してしまい、何で怒られれているのか分からなくなります。子供に怒ることましてや怒鳴ることなんてもってのほかです。
子供をまったく褒めない
健常者の子供にとっては当たり前のことでも発達障害の子供には難しいことも多くあります。親が当たり前だと思って出来たことが、実は子供は一所懸命にやってできたことも多いです。それを当たり前だと思い褒めもしなかったら、努力もしなくなります。
褒められることで努力をして一所懸命頑張る子供も多いです。
褒めることは子供にとってとても大切なことです。
発達障害を育てる親の心構え
子供が発達障害と診断されたら親としての心構えをお話しします。
子供が発達障害と診断されたら、まず親は強い気持ちと覚悟を持って子育てをしていかなければいけません。
発達障害の子供を育てるのには正直苦労も多いですし辛くて大変な子育てになると思います。
親として気持ちをしっかり持ち、笑顔で子供と寄り添っていきましょう。
時にはストレスが爆発しそうなことや辛くて逃げ出したいことも出てくるかもしれません。それでも発達障害の子供を育てる親の責任として子供と共に子供がよりよくなるように前に進んでいかなければいけません。
親として強い気持ちと覚悟を持つそして笑顔でいること
全ては子供のために
もう一つは冷静になることです。
親として子供の発達障害を治してあげたい気持ちは分かります。ネットで調べると発達障害が治るとうたう会社がいくつか出てきます。
それを何も考えずに「治す」という言葉だけを信じてお願いしたら高いお金を取られたりしてしまうこともあります。
冷静になって周りに相談して判断してください。
最後に発達障害を良く知ることです。
漠然と調べて発達障害はこういうものなんだと知ってるつもりになるのは良くありません。きちんと発達障害について勉強して、子供の特性を理解して、特性に合わせた子育てをしていくことが大切です。
自分の子供の特性を理解して特性に合わせた取り組みをすることで改善しやすくなります。
親としても発達障害を知ることで今後の取り組みや配慮もお願いしやすくなります。
発達障害の子育ては焦らず
発達障害の子育てをしているとどうしても焦ってしまうこともあります。親としても何とか出来て欲しい、他の子供も出来ているから同じようにすぐ出来て欲しいと安易に思ってしまい焦ってしまいます。その焦りが子供に伝わり、子供が出来ないことで親も残念な表情が出てしまい子供がそれを感じ取ってしまうと子供も焦ってしまい余計にうまくいかなくなります。
子供の成長があまり感じ取れずにこのままの子育てでいいのかと悩み焦って、明らかに出来ないことを無理にやらせようとしても上手くは絶対にいきません。子供の成長に合わせた取り組みが必要です。
発達障害児の子育ては他と比べないこと、子供はその子供なりに少しづつですが成長をしています。他人と比べるのではなく、子供自身と比べて下さい。1カ月前、半年前、1年前と比べると少しかもしれませんし大きく成長しているかもしれませんが、成長を感じ取れると思います。確かに他の子供と比べてしまうとまだまだ出来ない事だらけかもしれません、が子供自身は親の頑張りと子供の頑張りで成長しています。
けして焦らずにたとえ子供が出来なくても次に生かせるように頑張てる子供に常に笑顔でいるように心がけましょう
自分の子供だけを見て成長を感じていきましょう。
焦ってもうまくいくことはありません。特に発達障害の子育てには禁物です。
急いては事を仕損じる
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