発達障害とは
今、発達障害は100人に6、7人いると言われています。以外に多い割合ですよね、学校で言えばクラスに一人か二人はいる事になります。会社でも見た目では分かりませんが発達障害の割合の方が多くいる事になります。
発達障害は大きく分けて3つの分類に分かれます。それぞれの特徴を紹介していきます。
発達障害の特徴
発達障害といっても様々な特性があります。話すのが苦手だったり、人の気持ちを読むのが苦手だったり、忘れ物が多かったり、落ち着きがなかったりとあまりいい特性とは言えないものがあります。しかし凹凸の特性を持つ発達障害の方は健常者では考えられないほどの能力を持つ場合があります。
計算がすごく出来たり、記憶力が物凄く良かったりと普通の人では考えられないほどの能力を持つこともあります。
発達障害の分類
発達障害には大きく分けると3つの種類に分かれます。
種類によって特徴が違います。
自閉症スペクトラム(ASD)障害
言葉の発達の遅れ
コミュニケーションの障害
社会性対人関係の障害
行動へのこだわり
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
不注意(集中できない)
多動性(落ち着いている事できない)
衝動性(思いついたらすぐ行動)
学習障害(LD)
読む、書く、計算する等の能力が極端に苦手
読字障害、書字障害、算数障害に分類される
大きく分けるとこの3つになりますが発達障害が重複したり、他の障害と重複する事もあります。
ADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)
不注意
集中力が続かない
外部からの刺激ですぐ気が散ってしまう
忘れ物が多い
片付けが苦手
多動性
落ち着きがなくじっとしていられない
無意識に身体が動く
授業中にも立ち歩く
衝動性
思いつたらすぐに行動する
後先考えずに行動する
手を出したり、勝手にお話をしてしまう
ADHDは不注意、多動衝動性、混合(不注意、多動衝動)の3つに分けられ混合タイプは2つの特徴を併せ持つ
ADHDはいつ気づくのか
乳幼児の特徴としては、寝返りが多い、抱っこを嫌がる、視線が合わない、歩き始めると落ち着きがない、などがありますが、乳幼児の時期は分かりづらい面があります。(必ずしもこの条件に当てはまたとしても、ADHDとは限りません。)保育園や幼稚園に通いだして、席について落ち着いていられずにいる歩き回る、集団行動が出来ない、お友達に対して暴力的などから園側から指摘を受ける場合もあります。判断基準として1歳6ヵ月検診、3歳検診、保育園や幼稚園に上がる時、小学校に上がる時に分かる事が多いです。
検査をしなくても親自身が兄弟又は他の子供と比べて明らかな違いを感じて気づく事もあります。
ADHDかもと思ったら
もし指摘を受けたり、親自身がもしかしたらとお思ったら早めに検査を受けましょう。
早めの相談と早めの対応で成長に合わせた支援が受けられます。
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報
市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査(乳幼児健診)や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。
児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。
全国児童相談所相談所
発達障害教育推進センター
発達障害教育推進センター
お住いの市町村に相談すれば、検査を受ける場所などを紹介してくれます。
ADHDの子供の接し方
集中できるような環境づくりをする。周りに子供が目を引くようなものは置かない、テレビを付けない事。
指示を具体的に与える、時間のスケジュール、やる事など、言葉で伝わらない場合は、絵やイラストにして説明する。
出来ない事も多いが出来る事もありますのでまずは出来ない事に目を向けずにできる事に目を向けて子供に自信を付けさせる。
好ましくない行動を見かけたら、怒ったりせずに子供に分かるように落ち着いて静かに叱る。怒鳴ったりせずに親が落ち着く事が大切です。
上手にほめる
簡単に見える事でもその子供にしてみれば難しい事もあります。出来た事に対して素早く褒めるようにしましょう。
指示(お願い)をする時は簡潔に説明して分かりやすくする。
周りのサポートが必要
親はもちろん、園や学校、行政のサポートが必要です。もしかしたらと思ったら速やかに受診して検査をしましょう。早めに診断がつく事は親にとって子供を育てていく上で納得出来たり、子供自身も早めのトレーニングを受けられる事になります。支援やサポートがありますで診断されたら必ずお住いの市町村に相談してください。
まとめ
今回は発達障害の一つ、ADHDの子供の特徴を紹介しました。もしかしたらと思ったら早めに受診して下さい。
もしADHDの診断が出た場合はしっかりと受けとめてADHDの子供を理解して子供をサポートしてください。
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