発達障害の子供の不得意な事は
発達障害は種類、特性によって苦手なものが違います。種類別に不得意な事を見ていきましょう。
自閉症スペクトラム(ASD)
集団行動が苦手で一人を好む傾向があり、自分の話したい事しか話せず会話がつながりにくくコミュニケーションを取るのが苦手。
初めての事が苦手で、慣れるのに時間がかかる、決まっていた事への変更が苦手で臨機応変に対応できない。
注意欠如・多動性障害(ADHD)
じっと座っていられずにすぐに席を立つ、じっとしていることが苦手で動き回る。しゃべりすぎたり、順番を待つのが苦手で他人の会話に割り込む。
勉強でもうっかりミスが多く、活動に集中して取り組むことが出来ない、整理整頓が苦手で忘れ物が多い、気が散りやすく課題を最後まで出来ないことが多い
学習障害(LD)
知的な遅れはないのに、読む事、書く事、計算する事が不得意。学校で勉強を本格的に始めるときに気づく事が多い。
障害が重複して苦手なものが増える事
発達障害は、自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害が単体の場合と他の障害と重複する場合もあります。
例えば自閉症スペクトラムと知的障害、自閉症スペクトラムとADHD、その他にも発達性協調運動障害(全身運動や手先が不器用)、吃音などと重複する事もあります。運動が苦手だったり、話す事が苦手になる事も
発達障害の子供の不得意を知って得意を知る
発達障害の子供は不得意な事が多く、出来ない事もあるのが現状です。
不得意な事を直しつつ得意な事を見つけてあげて伸ばす事も出来ます。凹凸の部分がはっきりとしていて、得意な事はびっくりするくらい出来る事も多いです。
記憶力が抜群に良かったり、計算がすごく出来たり、ピアノが上手だったり、絵が上手かったり、普通の人では考えらえないほどの能力を発揮します。
本当にどこにそんな才能があったの?とびっくりするところに隠れている場合もあります。
子供の本当の才能を見つけてあげられない事もあると思います。
危険だからとかどうせ出来ないからといってやらせないのではなく、一度やらせてみることも重要だと思います。
やらせてみたものが好きになり夢中になり得意、不得意は別にして子供が人生を楽しめるきっかけにもなるかもしれません。
ダメだったら次に向かえばいいだけです。そこで止まる必要はまったくありません。発達障害だからと言ってやってはダメな理由はないのですから
将来仕事をする上でおおいに役立つ事も多いです。
普通の人では出来ない行動力や発想力、人に流されないで物事をコツコツ積み上げる事、音の小さな違いが分かったり、感覚の過敏性が逆ににおいの違い、味の違いに気づきやすく仕事に活かせる事もできます。
何が得意なのかを早めに知っておけば更に伸ばし、将来に役立つ事もたくさんあります。
前にテレビで見た話は中学を卒業したばかりの発達障害の子供が、コーヒーショップを開店するというお話でした。コーヒーに興味を持ち、コーヒーの魅力に取りつかれていきお店を出したお話でした。 鋭敏な 味覚や嗅覚を持ち、1日十時間以上も焙煎し続けられる集中力まさにこれが発達障害の特性を活かした考え方、働き方だとお思います。
両親の理解、子供の行動力がまさにぴったりあった結果が生んだ夢中になれたきっかけを生みました。
不登校だった中学生時代の子供が挑戦した素晴らしい決断だと思います。
何が何のきっかけで子供が夢中になれるか分かりません。子どもがやりたい事がある時は、ぜひ背中を押してあげてください。
ぜひ読んでほしいおすすめの本
先程紹介した中学を卒業したと同時にコーヒーショップを開店した物語の書籍です。
ぜひ読んでみてください。
タイトル
「15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ 」
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