発達障害を理解する
子供が発達障害と診断されて自分の子供は発達障害のどの分類に属するのか、他の障害との重複はないのかを理解する必要があります。
自閉症スペクトラム(ASD)
対人関係・社会性やコミュニケーション能力に難しさがあり、興味や関心の幅が狭い
物事に強いこだわりがあります。同じ行動を繰り返したり、相手の気持ちを察するなどの
曖昧なことが苦手であり、柔軟な対応が難しく誤解されやすい
広汎性発達障害やアスペルガー症候群は、診断基準の改訂で総じて自閉症スペクトラムと呼ばれる
注意欠陥・多動障害(ADHD)
注意力や集中力が長く続かないために落ち着きがないと見られたり、考えることなく衝動的に行動する傾向にある
またルールが守れなかったり、忘れ物や失くしものが多い
という特徴があります。
学習障害(LD)
読字障害(読みの困難)、書字表出障害(書きの困難)算数障害(算数、推論の困難
これは文字通り、学習をする際に必要となる能力が欠けているというもので、「話す」「聞く」「書く」「読む」「計算する」「推論する」という能力のうち、特定のものが著しく苦手となります。
勉強を本格的に始める小学生入学後に分かることが多い
知的発達に遅れはなく、聴覚・視覚機能にも問題がないにも関わらず、症状が出ることもあり
一つの症状だけでなく複数の症状が出ること
発達障害は大きく分けるとこの3つに分類されます。
発達障害のどの分類に属するのか?分類された発達障害はどのような特性があるのかを理解しなければいけません。
発達障害についての講演会などや行政などに相談できる場所もありますので、発達障害をしっかり理解した上で子育てをしなければいけません。
発達障害の子供理解をする
発達障害の事を理解したら自分の子供はどのような特性があり、苦手な事、好きな事、得意な事を把握する必要があります。
苦手の事や出来ない事が多いので改善したり、出来るようにしなければいけませんし得意な事や好きな事を伸ばす必要もあります。子供の特性をしっかり理解して前向きに子育てをしていく事が大切です。
子供が好きな事がけして得意な事とは限りません、得意だからと言って子供が夢中にならずにやらなければ、何の意味もないので子供が好きな事をなるべくやらせてあげて親として協力してあげてください。
好きなものが得意になる可能性も十分にありますし何より子供にとっては良い事ですからね
もう一つ大切な事は、親が子供の発達障害を受け入れる事です。他の方の指摘で発達障害の可能性を指摘されても検査もいかずに「私の子はちょっと変わってるだけ」診断が出ても「まさかそんなはずはない」と受け入れられない親もいます。
親としては自分の子供が障害を持ってる抵抗があるのは理解できますが、受け入れない事でもっと子供を苦しめる事になります。
発達障害の二次障害を理解する
発達障害の子供は親も含めて子供の特性を理解しない事や周りの方の理解のなさなので二次障害を引き起こす可能性があります。
〇 不安障害
〇 頭痛、腹痛、食欲不振
〇 不登校、ひきこもり
〇 うつ病
〇 自律神経の乱れ
〇 暴言、暴力などの攻撃性
〇 自傷行為
などの二次障害を引き起こす可能性があります。
発達障害は周りの方の理解とサポートが必要です。
発達障害は防げないかもしれませんが、二次障害は防げます。
発達障害の子供がストレスを溜めないように親としての配慮や異変に素早く気づいてあげる事が重要です。
発達障害児にやってはいけない事を理解する
発達障害児を育てる事でやったはいけない事、気を付ける事はたくさんあます。
褒めない事
出来て当たり前が、普通の子供とは違います。親として出来て当たり前だと思ってる事が発達障害児はとても難しく、本人が一所懸命に頑張った結果、成し遂げる事も多いです。出来て当たり前と思わずに出来た事をきちんと褒めてあげましょう。
褒める事は子供を伸ばす事が出来る魔法のようなものです。
怒鳴る事
発達障害児を育てていく中で、どうしても感情的になってしまい。声を荒げてしまう事があるかもしれませんが怒鳴る事は逆効果になり子供にも相当なストレスが溜まります。
子供がストレスを抱えてしまうと二次障害を引き起こす可能性と頑張る事をやめてしまう可能性もあります。
感情的になってしまう事があると思いますが冷静に対処する事が大切です。
叱らない事
発達障害の子供は怒ったり、怒鳴ったりしてはいけません、しかし叱る事は必要です。
「怒る」
相手が自分に悪い影響を与えたり、自分の思い通りにならなかった時に感情を剥き出しにして強く相手をとがめる。
「叱る」
相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分の思い通りに通りにならなかった場合に、相手をより良くしようとする、正しい方向に導こうとする事
全く違う事だとわかりますね
怒るは失敗やミスを感情剥き出しに怒鳴り散らす
叱るは失敗やミスを正しより良い方向に導く
正しい方向に導くためにやってはいけない事をしたら簡潔に分かりやすく叱りましょう。
他人と比べる事
発達障害児を育てていると比べるつもりはないけど、同年代の普通の子供を見てため息をついてしまったり、同じ発達障害の子供とも比べては自分の子供が余りにも出来ない事についつい悩んでしまう事があるかもしれませんが、絶対に他の子供と比べてはいけません、その子はそのかなりに頑張り、遅いかもしれませんが少しづつ成長しています。
他の子供と比べずに、半年前の子供、1ヵ月前の子供と自分の子供自身と比べて成長を感じ取って下さい。
分かりにくい事
発達障害の子供は分かりやすく物事を説明する必要があります。褒める時も叱る時も何かやって欲しい事がある時も簡潔に説明が出来るようにしましょう。
絵やイラストを用いて説明してあげると分からいやすく理解できることも多いです。
発達障害の子育てを諦めない
発達障害の子供を育てていると大変な事や辛い事も多く、時には逃げ出したいと思ってしまう時もあると思います。
子育てに投げやりになってしまったり、「どうでもいいや」と思ってしまう事もあると思います。それほどに大変な子育てをしているわけですから気持ちも分かります。
でも諦めたり、逃げ出してしまうと子供はどうなるのでしょうか?発達障害児の特性をよく理解している親が子育てに諦めてしまうと子供の成長は何一つ見込めません。
辛い時もあると思いますが、子供の前では笑顔でいてあげる事が大切だと思います。本当に苦しい時は相談できる場所もあります。一人で悩まないでください。
発達障害が相談できる場所
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報
市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査(乳幼児健診)や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。
児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。
全国児童相談所相談所
発達障害教育推進センター
発達障害教育推進センター
発達障害児の子育てが辛くて大変だなと思ったら一人で悩まずに必ず相談してください。愚痴でも構いません。必ず相談して少しずつでもいいので心の心配事を取り除いていきましょう。
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