発達障害の育児と普通の子供の育児
発達障害の育児と普通の子供の育児の違いは、何が違うのか?赤ちゃんの頃から違ってきます。新生児の時や1歳の時は発達障害とは気づきにくいと思います。
しかし、抱っこしても嫌がったり、泣き止まなかったり、逆に泣かなかったりして違和感は感じると思います。
知的障害などの思い障害を重複すると1歳6ヶ月の検診の時に発達の遅さで指摘されることも多いと思います。
親自身もその頃から育児に大分違和感を感じ始めてきます。発達障害は1歳を過ぎるころまでは気づきにくい事も多いです。
大きくなるにつれて出来ない事の多さや育てにくさで発達障害と親自身が気づき始めたり、周囲の指摘により気づいていきます。
逆におとなしすぎて、手が掛からない場合もあります。
発達障害の育児と普通の子供の育児の大きな違いは手が掛かるかどうかに大きく左右されます。癇癪をすぐに起したり、言葉が出てこなかったり、言葉が通じなかったり、落ち着きが無かったりと普通の育児とはあきらかに大変さを感じます。
発達障害の育児の大変さ
発達障害の育児は何が大変なのかと言うと手が掛かる事だと思います。もちろん大人しく逆に育てにくさを感じない親もいらっしゃると思いますが、ほとんどの場合は普通の子供の育児との違いに大変さを感じる方がほとんどだと思います。
発達障害の特性や他の障害との重複により育児の大変さは変わってきますが、落ち着きが無かったり、衝動的に動くので目が離せなかったり、おむつがなかなか取れなかったり、言葉がなかなか話せなかったり、コミュニケーションが上手く取れなかったり、癇癪を起しやすかったりと普通の子供と比べたら手が掛かる事もかなり多く、大変さを感じます。
出来ない事や苦手な事も多く、出来るようになるまで普通の子供と比べたら遅く、発達の遅さを感じて「何故こんなことも出来ないんだろう」「他の子供は出来るのに」と子供の明らかな成長の遅さを感じてしまう事も多く、育児は大変に苦労します。
発達障害の育児は悩みも尽きません、その悩みを共有出来る方も少ないとどうしても育児の悩みを一人で抱え込んでしまう傾向にあります。
発達障害の育児は悩みを共感出来たり、相談出来たりする環境が大切です。周りの方のサポートも必要としています。
発達障害育児ストレスの原因
発達障害の育児をしているとストレスを溜めてしまう事も多くあり、ストレスを抱えたまま育児をする事が多いです。
主な発達障害の育児ストレスの原因
手が掛かり目が離せず自分の時間がない
落着きがなく衝動的、突発的に何かしようとするので、目が離せない事が多く自分の時間を作りにくい。
なかなか寝なかったり、夜中に突然起きる事も多く睡眠不足にもなる
ワンオペ育児
普通の育児だって大変なのに、発達障害の育児は二人で協力して育児をしていても大変な事が多いのに、それが一人で育児をしているとなると疲れが2倍、3倍になり、育児を逃げ出したくなるほど辛くなります。
一人で育てている孤独感や自分時間が取れずに育児にかかりっきりなのでストレスも溜まっていく一方です。
悩みを相談できる相手がいない
育児に悩みはつきものです。普通の育児をしていれば周りに相談できる友達や親にも相談しやすいですが、発達障害の育児の悩みとなると相談できる親も限られてしまいます。周りにも同じような境遇で育児をしている親も多くないと相談も出来ないし、気持ちも分かってもらえないのでアドバイスもしてもらえません。
普通の育児をしている親に悩みを相談しても「大変だね」「ちょっと変わってるだけだよ」とあいまいな答えし返ってこないので相談しても解決にはいたりません
発達障害の育児の悩みで同じ様に共感して、相談も出来ないので結局は一人で抱え込んでしまいやすくなります。
育児の不安
発達障害の育児は不安はつきものです。普通の子供とは違い出来ない事や苦手な事も多く、教えるのにも難しさもあります。
ついつい他の子供と比べては悩み苦しんだり、出来ない事への多さ、なかなか出来ない事へ苛立ってしまい、反省して、また苛立ってを繰り返しながら育児をしています。
療育などで改善を目指してはいるけどこのやり方で合っているのかと常に育児に不安を覚えます。
子供の将来への不安
子供への将来への不安は常に付きまといます。高校に行けるのか?普通に社会に出て働けるのかと常に不安が付きまといます。
将来子供はどのような人生を歩んで行くのだろうか?普通に生活できるのだろうか?とにかく子供の将来への不安は死ぬまで変わりません
周囲の理解
周囲の発達障害の理解がないというよりは発達障害がどういうものなのかを知らない方が多いと思います。
今は発達障害についてテレビで放映したり、ネットで色々調べられるので発達障害への理解は以前よりは知って頂いていると思いますが、いまだに良く理解されていないのは確かです。
子供が外出先で癇癪を起したり、落ち着いていないで走り回っていると子供のしつけが出来ていないと怒られる始末、親にでさえ育て方が悪いといわれる始末。
発達障害の育児でストレスをためない
発達障害の育児はストレスが溜まりやすく発散もなかなかできません。発達障害の育児に同じ様に悩み、同じ様に苦しんでいる方もたくさんおられると思います。
ストレスを溜めない事はどうしても出来ない事だと思いますが、自分を信じて、子供を信じて発達障害の育児はしていくしかありません
時間はかかると思いますし、逃げ出したくなる時もあると思いますが、成長が少し遅いだけで確実に成長はしていきます。
ストレスを溜めて育児をすると子供にとってもいい事ではありません
ストレスを解消して育児をしていくことが大切です。
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