子供が発達障害と分かったら
子供が発達障害と分かるきっかけは、１歳６カ月検診や３歳児検診などでの発達の遅れの指摘や上の子がいる場合は、上の子に比べて子育ての違和感や大変さの違い、周りの子供と比べて話し始めが遅い、２語、３語が出てこない、会話が成り立たない、保育園や幼稚園、小学校の先生の指摘などで子供が発達障害と分かります。
見た目では分からないので子供が成長するにつれて、目が合わない、呼びかけに反応しない、癇癪を起しやすいなど子育ての違和感などで親が気づき始めてきます。
最初の頃は子供の成長は、男の子と女の子、人によって違うのかなと親自身も思いますが、少しづつ大きくなるにつれて他の子供との成長の明らかな違いで段々と違和感を感じて児童相談所などに相談などをして検査をして発達障害かどうかを判断します。
発達障害かもしれないと思ったら早めに受診する事をおすすめします。
中には受診だけで半年待ちもありますので早めに受診の予約を取っておきましょう。
早めに受診して診断が下るまでに更に時間がかかります。早めに診断されることにより子供の特性に合わせた療育も出来ますので早めに受診しましょう。
発達障害と診断されたら、お住いの市町村区に障害者手帳の申請を行います。必ずしも発達障害と診断されたからといって全員が申請する必要はありません。
障害者手帳を習得する事によって様々な支援やサービスを受けられます。
療育センターや放課後等デイサービスを利用出来たり、税金の控除、公共料金の割引、電車やバスなどの割引などのサービスが受けられます。障害の等級などで変わってきます。（地域によって支援やサービス、申請を受けないと受けられないサービスなどあります、支援やサービスは地域によって違う場合がありますので、必ずお住いの市町村区にお問い合わせください。）
また知的障害を伴う場合は療育手帳を申請できます。
親自身も発達障害について色々知らなければなりません。発達障害を理解する事でご家庭でも子供の特性に合わせた子育てをして子供の手助けをしなければなりません。
子供は発達障害の種類や障害の重さ、他の障害などの重複により特性が変わってきます。特性に合わせた子育てをしていきましょう。
発達障害の子育ての大変さ
発達障害の子育ては子供の障害の度合いによって大変さがだいぶ変わってきます。普通の子供の子育てと同じ様に子育てができる発達障害の子供もいれば、過酷で大変な子育てをしている親もいらっしゃいます。
普通の子供と同じ様に子育てが出来ているのは障害の度合いが軽い、知能が高い、療育が上手くいっているなどが要因の一つになっていると思います。
発達障害の子育てが大変だと感じるのは赤ちゃんの頃はさほど感じないと思います。少しづつ大きくなるにつれて発達障害の特性が出始めてきます。悪い意味でコミュニケーションが上手く取れずに逆にあまり手が掛からない特性の子供もいます。
しかしコミュニケーションを取れないのは親としても寂しくなりますし切なくもなります。手が掛からないけど子育てが逆に大変だと感じることもあります。
多動性、衝動性の強い子供は２、３歳ころになると落ち着きが無くなってしまうのでとにかく目が離せません。
家にいても勝手に外に出て行ったりしてしまうこともあるので家にいても目が離せなく、気が休まる暇がありません
気分転換に一緒に外出しようと思ってもいついなくなるか分からないし、少し目を離したすきにどこかに行ってしまうので気も休まらないし逆に疲れるだけです。
子供により特性が様々で子育ての大変さに違いはありますが、逃げ出したくなるくらいに過酷な子育てをしている親も現実にいらっしゃいます。
子供の将来の事、終わりが見えない子育てに悩む親の方も多いと思います。肉体的にも精神的にも大変で辛いのが発達障害の子育てです。
発達障害の子育てで辛い事
上記であげたように発達障害の子育ては大変なことや悩みも多く、苦労しながら子育てをしている親が多いと思います。
確かに肉体的にも精神的にも辛い事が多く、ストレスも溜まってきます。
発達障害の子育ては障害の重さや他の障害との重複により子供によって子育ての大変さは変わってきますが、想像を絶する大変な思いで子育てをしている方もいます。
しかし一番辛い事はそんな子育てをしていると子供が可愛く思えなくなってしまう事です。
「何で私に大変な思いをさせるの？」「生まれてこなければよかったのに」と思ってしまう程、大変な子育てをしている親の方もいます。
子供が可愛くないと思ってしまうそれほど切なく辛い事はないと思います。
しかしそれを思ってしまう程過酷な子育てをしている方がいるのも事実です。
確かに肉体的にも精神的にも疲れて辛いですが、我が子を可愛くないと思ってしまう、産まなきゃよかったよ思ってしまう
これほど辛い事はないと思います。
「自分が生んだ子供なのに」「自分の子供なのに可愛くないなんてよく言える」との声が聞こえてきそうですが、誰だって自分の子供が可愛くないなんて思いたくありません。
それでもそう思ってしまう程、辛く大変な発達障害児の子育てをしている方もいるのも知っておいて欲しいです。
発達障害児の子育ては周りの理解やサポートが必要不可欠です。
発達障害を理解してサポートする事が発達障害の子供を育てる親には何よりの助けにもなります。
発達障害の子育てで二つの限界を感じたら
一つ目の限界は子供自身の事
発達障害の子育てで子供の成長を感じられなかったり、改善が見られなかったり、同じことを毎日トレーニングしても出来なかったり、終わりが見えなかったりすることで子育ての限界を感じてしまう事も多いと思いますし時には逃げ出したくなる時もあると思います。
周りの子供と比べるのではなく、子供自身を比べてください、１ヶ月前、半年前、１年前少しずつ成長はしているはずです。
子育てに限界を作ってはいけません
子供の少しの成長を楽しみながら子育てをしていきましょう
もう一つの限界は
子育てをしている親の限界です。
発達障害の子育ては上記でお話ししたように大変で辛い事も多いです。
しかしそんな中、毎日笑顔で子育てを頑張ってらっしゃいます。
親自身が子育てにで肉体的にも精神的にも限界を感じてしまうこともあると思います。
頑張ればどうにかなるものでもないと思うこともあると思います。
発達障害の子育てにどうしても限界を感じてしまい、ストレスが爆発寸前になる前に少し子育てを休むことも必要です。
パパや親に相談してサポートをしてもらいましょう。それが無理ならば一時的なものですが預かりサービスなどの活用もしていきましょう。
発達障害の子育てで限界を感じる前に必ず心と体を休ませてください。
限界を超えてしまうと自分自身も子育てにも悪影響です。
発達障害の子育てを一人で悩まない
発達障害の子育ては悩みが多いです。しかし周りに相談できる友達や発達障害の子供を持つ親でないと共感や子育ての悩みを相談しづらいし、的確なアドバイスはもらえません。
意外と一人で悩みを抱え込んでしまいます。
一人で悩まずに必ず相談をしてください。
相談できる場所
発達障害親の会
お住いの近くに発達障害の親の会が検索すれば出てくると思います。発達障害児を育てる親が所属していますので悩みを共感出来たり相談出来ます。
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報
市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査（乳幼児健診）や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。
児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。
全国児童相談所相談所
発達障害教育推進センター
発達障害教育推進センター
一時預かりサービス
子育てが辛くなった時は、一時預かりサービスの利用もおすすめです。
障害児を預けられるベビーシッターサービスやファミリーサポート、児童発達支援・放課後等デイサービスの預かり型支援サービスなども利用できます。
地域の福祉相談窓口などに問い合わせをしてみましょう。 発達障害児の子育てが辛くて大変だなと思ったら一人で悩まずに必ず相談してください。愚痴でも構いません。必ず相談して少しずつでもいいので心の心配事を取り除いていきましょう。
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