前回の記事PART1
発達障害児の子育ての苦労
前回の続きになりますが発達障害児を育てるということは当たり前の事が当たり前ではなくなるということです。
子供と一緒に喜んだり、子供の成長を楽しめたり、保育園や幼稚園であった話を親に話してくれるなど普通の子供では当たり前のことが出来ないのが発達障害を持つ子供なのです。
発達障害児はやってはいけないことをやったりもします。もちろん普通の子供でも興味本位などでやってしまいます。
普通の子供なら注意をして叱ればそれほど繰り返さずにやらなくなるとは思いますが、発達障害児の子供は注意しても叱っても何回も同じことをします。そのことが悪いことという判断をするのが難しいのだと思います。
癇癪を起した場合などはところ構わず泣きわめきます。まだ家の中ならいいかもしれませんがそれが外出中で癇癪を起したり、外食中に起こしたりするとそれはもう大変です。
周りの目が一気に私達親子に向きます。
周りの目が冷たく感じることも多くあります。
他にも外出中に落ち着きが無いので目をちょっと離したすきにいなくなってよく迷子になります。大型ショッピングモールなどに出かけると必ずといっていいほど迷子になり探し回り疲れて帰ってくることになります。
外食中にも席にも座ってられないので良く席から出歩きます。注意したら癇癪を起されたり、注意しなかったら店員さんに注意を受けたりで外食も気が休まらずにかえって疲れて味も美味しく感じません。
発達障害児を育てるのはストレスも溜まるので気晴らしに出かけたり、ご飯を食べに行っても疲れるだけなので一緒に出掛けることはほとんどなくなります。
一人で出かけない限り外出は気晴らしにもなりません。
公園ならいいと思い子供を連れて遊びに言う句と遊具の順番待ちが出来なかったり、公園に来ている友達に遊具を貸すことも出来ないしまいには喧嘩になり手を出してしまうことも上手く言葉で言うことが出来ないので怒りがとっさに手を出してしまう行為に走らせてしまいます。
誰もいない公園にしか遊びに行かせる事しかできない。
また、小さい頃はまだいいかもしれませんが大きくなってくると暴言や時には感情を抑えることが出来ないので暴力も振るってきます。
思い通りにいかない時や気に食わないことがる時は八つ当たりをされることはほぼ毎日のようにあります。
言って聞かせるのが難しいのでどうしても発達障害児を育てるというのは大変になりストレスも溜まってきます。
発達障害児を育てる苦労は気苦労だけではない
発達障害児を育てることで苦労することは今まで紹介してきましたが、特性によってはもっと苦労することもあります。
出来ないことが出来るようになって喜んでいても次の日は全くと言っていいほど出来なくなってしまうこともあります。
出来るようにしようと必死に頑張っても無駄になってしまう
こんな瞬間は何とも言えない無力感が襲います。
今まで苦労してきたことは何だったんだろう
そんなことも考えてしまう頑張りや努力を全て無にすることが発達障害を育てる上であるのです。
もちろん頑張ってきたのは親だけではありません。子供ももちろん頑張ってきたのです。子供も頑張ってきたのは分かるのですが、こういうことが続いてしまうと親の気持ちとしては今こんだけ頑張っても無駄になってしまうのではないかずっと努力してきたことがまたゼロに戻ってしまうのではないかと思ってしまいます。
こんなことを思いながら子供とまた頑張ることがどれだけ辛いか
自分自身も子供も否定されているような感覚に陥ります。
PART3に続く
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