発達障害の子供を褒めて伸ばす
発達障害とは自閉症スペクトラム障害（ASD）、 注意欠陥・多動性障害 （ADHD）、学習障害（LD）といったものの総称です。子どもを育てていく上で褒める事はとても重要な事です。特に発達障害の子供の場合は褒める事がとても大切な事です。でも基本的に子供を褒めて伸ばすという事は、健常者であっても、発達障害であっても、さほど変わりはありません。
子供の成長に大切な褒め方のコツのポイントを見ていきましょう。
子供が成長出来る上手な褒め方
子供が伸びる上手な褒め方とはどこにポイントがあるのかを考える事が大切です。ただ闇雲に褒めるだけではいけません。褒めるタイミング、褒める言葉の選び方、褒める箇所を考えて上手に子供を褒めていきましょう。
素早く褒める
褒めるべき行動を見かけたらすぐに褒めましょう
「きちんと靴を並べられたね」
「小さい子におもちゃをゆずってあげられたね」
子供の記憶が鮮明なうちにきちんと褒めてあげる事が大事です。
過程を褒める
結果ではなく過程を褒めましょう。
「洋服の着替え毎日頑張て、やったから一人で着替えられるようになったね」
「毎日漢字のドリルをやったからテストで１００点取れたね」
一生懸命やった努力が実を結んだ
努力を褒めましょう。
具体的に褒める
こういった所が良かったと具体的に褒める。
「集中してできたから宿題が早く終わったね」
「早く寝る事が出来たから、朝早く起きれたね」
具体的に褒めると分かりやすく
こうすればいい良い事なんだと子供が分かりやすい
感謝の気持ちを伝えて褒める
感謝をしながら褒める
食べ終わった食器を運んでくれたたから助かるよありがとうね
お風呂掃除をやってくれるから助かるよありがとうね
感謝の気持ちを伝えると子供も気分が良くなりまた出来るようになる。
相手が良い事をした時に褒められる。
発達障害の子供への褒め方は？
基本的には普通の子供への伸びる上手な褒め方と変わりません。
ただいくつか気を付けなければいけないポイントあります。
短く、分かりやすく褒める
「外から帰ってきたらちゃんと手洗いが出来て偉いね」
「宿題をやってと言われなくてもきちんと出来て凄いね」
ポイントは短くそして何を褒められているのかが分かるように、
「手洗いが出来て偉いね」と言う褒め方だと、手洗いが出来たことがいい事だという認識になってしまいます。外から帰ってきたときにきちんと手が洗えた事を褒めましょう。
「宿題が出来て偉いね」と言う褒め方だと宿題が出来たことがいい事だと言う認識になてしまいます。親が言わなくても進んで出来たことを分かるように褒めましょう。
ルールを決めて守る
ルールをしっかり決めて守ることが出来たら褒める。ルールを決めてやる方が意外ときちんと出来る事が多いのやって欲しい事、直してほしい事にルールを決めてルールが守れたらきちんと褒めましょう。
ルールの数は多くてはいけません。少ない数のルールでしっかり取り組みましょう。ルールが当たり前に出来るようになってもきちんと褒めてあげてください。
やってはいけない褒め方
やってはいけない褒め方があります。いくつか例をあげながら解説していきます。
過程を褒めないで結果を褒めてしまう事。
「頭がいいからテストの点数がいいんだね」
「こんな問題が解けるの天才だね」
と 勉強を頑張った事を褒めない。
頭がいいから勉強しなくていいんだと思ってしまう。
他の子と比べて褒める
〇〇ちゃんより勉強できるね
○○ちゃんより速く走れたね
他人と比べて優越感に浸り
あの子より出来る、あの子より凄いと人を下に見てしまう。
発達障害の子供を持つ親の共通の褒め方
親がきちんとした形で同じ方向性を持って褒める事が大切です。ママとパパが違う褒め方をしたり、褒めるタイミングや褒めるハードルが違うと子供も混乱して分かりにくくなってしまいます。夫婦で褒め方の認識を共有しましょう。
まとめ
ただ闇雲に褒めてれば良いわけではなく、子供が伸びる褒め方があります。正しい褒め方で子供の成長を伸ばしていきましょう。
コメント