発達障害と子供が診断されたら親としての心構え

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発達障害診断
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発達障害の特徴


「発達障害」には、ASD(自閉スペクトラム症)や注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)など 大きく分けると3つに分類されます。発達障害が重複したり、知的障害などの他の障害とも重複したりします。

赤ちゃんの頃の特徴

抱っこを嫌がる
抱っこを要求してこなかったり、抱っこを嫌がったりする。

やたらと泣くか全く泣かない
物凄く泣いて手が付けられないほどに泣き叫ぶ事が多かったり、又は全然泣かずに一人でいても大人しくしている。

声かけに反応しない
自分の名前は分からなくてもお母さんの声は分かるものです。お母さんが名前を読んだら子供は顔をあげるはずなのに反応せずにいる

指差しをしない
子供は興味があるもの、手の届かないものなどはおしゃべりが出来ないので指をさして親に教えます。

表情の変化がない
お母さんが笑ったら笑い返したり、「イナイナイバア」をすると喜んだりするものですが笑ったり、喜んだりをしない

一人でいても平気
お母さんが見えなくなったりしたら不安だったり、親の後追いをするものですが、一人でいる事が平気で親の後追いもしない。

音や物に敏感または鈍感
小さい音に敏感だったり大きな物音に鈍感だったり、物が体に当たる事に敏感だったり、逆に体に何か当たっていても平気など、やたら敏感だったり鈍感だったりする。

言葉が遅い
言葉が出てくるのが遅い、周りの年が一緒の子供はお話が出来るのに、まだ言葉でない


幼児期の特徴

集団行動が出来ない
保育園や幼稚園に行くようになると集団行動も大切な事の一つですが、一人だけ違う事をしていたり、集団行動が出来ない

おむつが取れるのが遅い
他の同い年の子供達や兄弟に比べて極端におむつが取れるのが遅い

偏食が見られる
食べ物の好き嫌いが多く、好きな物しか口に入れない

一人で遊ぶ
友達と遊ばずに一人で遊んでる事が多い

席でじっとしていられない
保育園や幼稚園では席でじっとしていなけらばいけない事も多いですが、じっとしていられず教室を出たりしてしまう

当てはまるからと言って必ずしも発達障害とは限らないのでおかしいと思ったら勝手な判断をせずに必ず診断を受けるようにして下さい。

赤ちゃんの頃の特徴、幼児期の頃の特徴を紹介しましたが、全体的に見て育てにくさを感じる事が多いと思います。

発達障害はいつ分かるのか

発達障害は生まれてすぐに分かるものではありません。育てていくうちに特性が強く出たりして分かっていきます。

重度の知的障害がある場合は、乳児期の後半に分かる場合が多いですが、特性が強くなかったりすると発達障害と気づくのは遅くなります。

一番最初に気づくのは1歳6ヶ月検診の時です。しかし重度の知的障害がある場合はこの時に分かる事が多いのですが、ほとんどの場合は1歳6ヵ月検診で分かるの難しく、少し怪しいと思っても様子を見る事がほとんどです。

次に親からの指摘がない場合は、3歳児検診で分かる事が多いです。1歳6ヵ月から3歳までの間で親が気づき診断して分かる事も多いのですが、親が気づかない場合は3歳児検診の時に指摘されることも多いです。

親が気づく場合がほとんどですが、保育園や幼稚園の先生からの指摘、小学校の先生からの指摘などで気づく場合もあります。

学習障害などは本格的な勉強が始まる小学校に入ってからでないと気づかない事がほとんどです。

発達障害は見た目では分からないので、特性が出ないうちは気づきにくく、特性が強くない場合は少し変わった子供で終わってしまう場合もあります。

発達障害かもと思ったら

自分の子供が発達障害かもと思ったら、早めに相談しましょう

相談窓口の紹介

早めの相談と早めの対応で成長に合わせた支援が受けられます。

発達障害情報・支援センター
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報

市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査(乳幼児健診)や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。

児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。

子育て支援センター
地域全体で子育てを支援する
育児に関する相談や子育てサークルの活動を支援

発達障害教育推進センター
発達障害の教育に関する情報や相談窓口
発達障害教育推進センター

かかりつけの病院に相談したら発達障害の診察をしてくれる病院を紹介してくれる場合があります。

色々な所で相談は出来ますが、まず始めにお近くの市区町村保健センター相談をしてみるのが一番いいかもしれません

発達障害と診断されたらやるべき事

市区町村に出向き、療育手帳、障碍者手帳の申請をしましょう。申請して手帳をを取得する事で様々なサポートや支援が受けられます。

発達支援センターなどや放課後デイサービスの利用する事で子供の成長に合わせた子育てが出来ます。

サポートや支援を受ける事で本人はもちろん家族にとっても大変助かるものになります。

発達障害児を育てる親としての心構え

発達障害と診断されたらまず肝心な事は、親が発達障害の子供を受け入れる事です。発達障害は障害の度合いや他の障害との重複により特性は様々ですが、発達障害児を育てるのは辛くて大変な事も多いです。
「発達障害」と聞き絶望される親もいると思いますが、親が大変な子育てから逃げては子供はもっと大変な思いをします。

また発達障害の度合いが軽い子供の親に多く見受けられる事ですが、「発達障害なんて信じられない」「ちょっと変わった子供なの」「私の子供が障害なんてあるわけない」と中々現実を受け止められない親もいます。しかし発達障害を受け入れないという事は子供の特性に合った子育てが出来ません。特性に合った子育てが出来ないという事は、最悪二次障害を引き起こす可能性もあります。

「発達障害」を受け入れる事が発達障害児を育てる最善の道だと思います。苦手な事も多いですが、普通の子供より飛びぬけて凄い才能を持った子供も発達障害の子供にはいます。特性を理解して子供にとって一番いい子育てをしていく必要があります。

相談やサポートを受けながら発達障害児の子育てをしていきましょう。

子供が発達障害と診断されたらおすすめの本の紹介

子供が発達障害かもと思ったり、発達障害と診断された時に是非読んで欲しいおすすめの本の紹介です。

発達障害の改善と予防: 家庭ですべきこと、してはいけないこと

ホンマでっか!でなじみの深い脳科学者の澤口俊之先生の著書になります。発達障害に造詣が深い澤口先生が魂を込めて書いた発達障害の本になっております。

15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ

中学を卒業して発達障害が持つ自分の特性を活かしてコーヒー店を持つまでの話、家族との関わり方や自分にしか出来ない事を描いた作品です。

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コメント

  1. […] […]

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