発達障害の特徴
「発達障害」には、ASD(自閉スペクトラム症)や注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)など 大きく分けると3つに分類されます。発達障害が重複したり、知的障害などの他の障害とも重複したりします。
当てはまるからと言って必ずしも発達障害とは限らないのでおかしいと思ったら勝手な判断をせずに必ず診断を受けるようにして下さい。
赤ちゃんの頃の特徴、幼児期の頃の特徴を紹介しましたが、全体的に見て育てにくさを感じる事が多いと思います。
発達障害はいつ分かるのか
発達障害は生まれてすぐに分かるものではありません。育てていくうちに特性が強く出たりして分かっていきます。
重度の知的障害がある場合は、乳児期の後半に分かる場合が多いですが、特性が強くなかったりすると発達障害と気づくのは遅くなります。
一番最初に気づくのは1歳6ヶ月検診の時です。しかし重度の知的障害がある場合はこの時に分かる事が多いのですが、ほとんどの場合は1歳6ヵ月検診で分かるの難しく、少し怪しいと思っても様子を見る事がほとんどです。
次に親からの指摘がない場合は、3歳児検診で分かる事が多いです。1歳6ヵ月から3歳までの間で親が気づき診断して分かる事も多いのですが、親が気づかない場合は3歳児検診の時に指摘されることも多いです。
親が気づく場合がほとんどですが、保育園や幼稚園の先生からの指摘、小学校の先生からの指摘などで気づく場合もあります。
学習障害などは本格的な勉強が始まる小学校に入ってからでないと気づかない事がほとんどです。
発達障害は見た目では分からないので、特性が出ないうちは気づきにくく、特性が強くない場合は少し変わった子供で終わってしまう場合もあります。
発達障害かもと思ったら
自分の子供が発達障害かもと思ったら、早めに相談しましょう
相談窓口の紹介
早めの相談と早めの対応で成長に合わせた支援が受けられます。
発達障害情報・支援センター
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報
市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査(乳幼児健診)や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。
児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。
子育て支援センター
地域全体で子育てを支援する
育児に関する相談や子育てサークルの活動を支援
発達障害教育推進センター
発達障害の教育に関する情報や相談窓口
発達障害教育推進センター
かかりつけの病院に相談したら発達障害の診察をしてくれる病院を紹介してくれる場合があります。
色々な所で相談は出来ますが、まず始めにお近くの市区町村保健センター相談をしてみるのが一番いいかもしれません
発達障害と診断されたらやるべき事
市区町村に出向き、療育手帳、障碍者手帳の申請をしましょう。申請して手帳をを取得する事で様々なサポートや支援が受けられます。
発達支援センターなどや放課後デイサービスの利用する事で子供の成長に合わせた子育てが出来ます。
サポートや支援を受ける事で本人はもちろん家族にとっても大変助かるものになります。
発達障害児を育てる親としての心構え
発達障害と診断されたらまず肝心な事は、親が発達障害の子供を受け入れる事です。発達障害は障害の度合いや他の障害との重複により特性は様々ですが、発達障害児を育てるのは辛くて大変な事も多いです。
「発達障害」と聞き絶望される親もいると思いますが、親が大変な子育てから逃げては子供はもっと大変な思いをします。
また発達障害の度合いが軽い子供の親に多く見受けられる事ですが、「発達障害なんて信じられない」「ちょっと変わった子供なの」「私の子供が障害なんてあるわけない」と中々現実を受け止められない親もいます。しかし発達障害を受け入れないという事は子供の特性に合った子育てが出来ません。特性に合った子育てが出来ないという事は、最悪二次障害を引き起こす可能性もあります。
「発達障害」を受け入れる事が発達障害児を育てる最善の道だと思います。苦手な事も多いですが、普通の子供より飛びぬけて凄い才能を持った子供も発達障害の子供にはいます。特性を理解して子供にとって一番いい子育てをしていく必要があります。
相談やサポートを受けながら発達障害児の子育てをしていきましょう。
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