知的障害とは
知的障害とは,知的機能と適応機能の両方に制約のある障害である。一般的には「知的機能の障害が発達期に現われ,日常生活に支障が生じているため,適応行動になんらかの特別の援助を必要とする状態にあるもの」
出典
知的障害の症状
知的障害の症状が重いほど症状が早く気付きやすく、症状が軽いほど気付きにくい
言葉の遅れや言葉の意味、理解力が乏しい
難しい話や抽象的な話が苦手
幼稚園や保育所、学校に通うようになって周りの子たちとの認識の違いや行動の違いなど
年齢相応の行動が出来ない事で気付く事もあります。
知的障害の程度
画像引用
厚生労働省(aに近いほど自立した生活が困難度が高い)
軽度知的障害
IQが50~70
軽度知的障害の場合、言語習得は軽度に遅れるが、大部分は平易な日常生活(会話、食事、着脱衣、排泄(はいせつ)、清潔の保持など)は可能で、家庭内生活はほぼ自立している。
暗算や読み書きなど苦手な場合がある
中等度知的障害
IQが35~50
中等度知的障害の場合には、言語理解と表出の発達は遅く、身辺のことや運動能力の達成も遅れ、介助が必要なケースが多い。学業上の進歩には限界があり、就学しても小学校程度の水準と言われている。
重度知的障害
IQが20~35
普通の小学校就学は不可能で、養護学校教育が必要である。運動や言語機能の発達も遅れ、話しことばの理解や発語も少なく、簡単な交流の用を足す程度にとどまる 。
ひらがなの読み書き程度
衣食住のことで絶えず保護と介助を要し、成人期でも自立生活が困難となる。職業的能力はきわて少ないが、単純な機械的作業に介補して従事できるものもいる。
最重度知的障害
IQが20以下
ことばの発達をまったく欠き、ただ叫び声などを出す程度であるが、不明瞭(ふめいりょう)な発語で簡単な単語をいくつかいえるものもある。周囲への関心が乏しく、対人的認知も十分に発達せず、親の弁別も困難な場合もある。重症のものでは、外界の刺激にただ反射的に反応するだけという例もある。常時の援助と監督、また個人的かかわり合いが必要である。適切な訓練が行われれば、生活基本動作の運動発達や意志伝達技術が、多少とも改善されることもある
出典
コトバンク知能障害の診断
知能検査
知能を測定するための検査
種類はたくさんあります。
ビネー式
田中ビネー
鈴木ビネー
幼少研式辰見ビネ ー
など
ウェクスラー式
WPPSI(ウイプシイ)
WISC(ウィスク)
WAIS(ウェイス)
相談場所
保健センター
児童相談所
発達障害支援センター
子育て支援センター
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