発達障害児の子供を育てることになって
子供が発達障害と診断されたのが、小学校に入学してからでした。小学校に入って間もなく担任の先生から指摘を受けて、それから検査をして発達障害と診断されました。
診断は「自閉症スペクトラム障害重度」
幼稚園まで何も変わらず普通の子供と同じように子育てをしていて、幼稚園からも指摘を受けたことは一度もありませんでした。
親の私としても育てにくいとか上の子や下の子と違って何か違和感があるとか全く感じませんでした。
なので小学校に入学して担任の先生から指摘を受けた時は、「まさか！？」「発達障害って何？」と思う程、子供が発達障害ということには「まさか！？」の思いが強かったですし、恥ずかしながら発達障害という言葉さえ知りませんでした。
発達障害という言葉さえ知らなかったので、もちろん発達障害がどういったものなのかも知りませんでした。
自閉症という言葉は耳にしたことはありますが、耳にしたことがあるだけで知識も何もありません。
そのような全く知識がない中で子供が発達障害を指摘されました。
その時は何の知識もなく「障害」という言葉がついていたので素直な私のその時の感情は不安しかありませんでした。
発達障害の指摘を受けて検査を受けて自閉症スペクトラム障害と診断が出ました。診断が出た時の率直な感想は「不安と絶望」でした。
しかし子供が発達障害と診断を受けたからといって、今まで発達障害と思わずに子育てをして子供に対しては何不自由なく育ててきたので、少し複雑な思いもありました。
発達障害について色々勉強して本当に猛勉強しました。社会人になってから間違いなく一番勉強しました。
発達障害を勉強していく中で「ホンマでっか！」でお馴染みの澤口俊之先生の本に出会い、感銘を受けて澤口先生の発達相談に伺い、改善を目指して頑張っています。
家では何も感じなかった子供ですが、学校では授業で独り言を言ってしまったり、ぼーっとしていることも多かったようです。
しかし、発達相談に伺い、改善を目指してトレーニングを実施している時に、2学期の終わりに校長と担任の先生、補助の先生、私の4者面談があったのですが、その時に担任の先生からはかなり改善して授業態度も良くなっていると言われました。
改善トレーニングの結果が良かったのかは分かりませんが、間違いなく改善しているのは明らかでした。
発達障害と診断されて改善が目に見えて分かった小学校1年生でした。
発達障害の子供を育てる親の願い
発達障害の子供育てる親の方へ
発達障害の子供への願いは何ですか？
普通の子供を育てる親ならば、一番の願いは健康で笑顔で毎日が過ごせるようになって欲しいと思いますが、発達障害の子供を育てる親は少し違うと思います。もちろん健康で笑顔で育って欲しいとは思いますが、発達障害の子供を育てる親の願いは「普通」ではないでしょうか、普通の子供と同じ様に学校に通い、社会に出て、結婚して子供を育てていく、そんな普通のことを望んでいると思います。
少なくても私はそうです。
そんな「普通」を願っている親も多いと思います。
障害の重さなどにより普通の生活を送れない子供も現実には数多くいらっしゃいます。
発達障害を育てていたり、他の障害を育てている親の方は「普通」「当たり前の日常」に感謝をしなければいけないとつくづく思っているはずです。
普通の子供を育てている親の方は本当に「普通」に感謝して頂きたいです。
他のママ達の意見を聞くと「大変だ」「辛い」といった意見が多く聞かれます。それほどまでに発達障害の子育てに苦しめられている親も多いという事です。
発達障害児を育てる親全員が子育てに苦労してい訳ではありませんが、苦労している親の方が明らかに多く感じられます
私の子供はというと発達障害の子供は改善をしながら普通を目指しているわけですが、発達障害の子供は普通を超越した凄い才能を持っている子供もいます。
ピアノや絵を描くこと、計算力、記憶力など普通の子供では考えられないほどの能力を持っている子供もいますし興味のあることには深く追求していきその中で能力を発揮する子供もいます。全てが普通の子供に劣っているわけではなく、普通の子供では考えられない才能も持ち合わすことがあるのが発達障害なのです。
私の発達障害の子供も記憶力と計算力の凄い才能を持っているわけですが、頭がいいとされている普通の子供でも超えれられない記憶力と計算力の持ち主です。
ここで私の子供の計算力と記憶力は何が凄いのかをご説明させていただきます。
計算力は計算のスピードです。速さは物凄く速いです。教えてもいないのに繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算が出来るようになっていて、1年生の時にはすでに4桁の全て繰り上がりのある足し算、引き算は出来るようになっていて、スピードももちろん速いです。
掛け算、割り算も3桁の掛け算、割り算のやり方は少し教えただけで出来るようになっていました。
計算のスピードはピカ一です。
記憶力は記憶がはっきりしている4歳の時からのお出かけした場所、日付、曜日を全て覚えています。毎週末必ず出かけるのでそのデーターは莫大な量になりますが、その全てを覚えています。他にもスマホのゲームのイベントの日付、録画した仮面ライダーなど少し見て何月何日にやったものかも全て覚えています。
後、天気も全て覚えています。その時に現在いた場所の天気になります。例えば東京にいたらその日の東京の天気、大阪に遊びに行ったらその日の大阪の天気全てが記憶されています。
元々記憶力がいいのは分かっていたのですが、天気も全て覚えているなんて思ってもいなかったのですが、夏休みも後数日で終わりの頃に、夏休みの宿題で日記は書いていたのですが天気を書くのを忘れていたので、天気を書くのを忘れているのを指摘して、過去の天気をネットで調べようとしたときに子供が1ヶ月全ての天気を適当に書いていたので、「きちんと天気を調べて正確に書かないとだめだよ」と注意したところ「合ってるよ」と子供に言われたので調べてみると全て合っていたのです。
こんなことまで記憶しているなんてビックリしました。
これが私の発達障害の子供の凄さです。
でも本人は覚えようと思って覚えているわけではなく勝手に全て頭の中に記憶されていくものだと思います。
私の願いはもう一つありましてこの才能を伸ばしてあげることです。理解力もあり、頭も悪くないのですがどうしても勉強となると今一歩発揮できていません。もちろん計算テストなどは毎回100点を取るのですが、漢字テストなどは誤字脱字が多くて、100点を取れません。
漢字自体はあっているのですが、止めるとこを止めていなかったりするので100点は取れていません。
勉強がすべてではないのですが、勉強に役立てられるように能力を発揮できる環境を整えてあげることと社会に出てこの能力を発揮できるようにしてあげたいです。
もちろん本人の意見や考えを尊重してではありますが、せっかく素晴らしい才能を持っているのですから何とか伸ばせるようにそして活かせるようにするのが私の夢であり、役目だとも思っています。
でも本当は本人にやりたいことが見つかってそれに向かって頑張ってくれることが一番ですが
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