二次障害の特徴
発達障害にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や症状は異なります。早期に発見できれば、そうした障害を認識した上で行きやすい環境づくりを目指すことが可能ですが、発達障害を抱える人全員が早期に発見できるわけではありません。人によっては、自分自身の性格なのだと思い込み、生きづらいなと感じながらも毎日ストレスを抱えながら生きています。
発達障害を持っていることを理解しないまま生きづらい社会で生きていても、周囲の理解を得ることはできませんし、自分がどうして他人と同じように作業ができないのかと理解に苦しむことでしょう。何度も失敗や挫折を繰り返しながら、その原因が分からないのは、精神的につらいものです。発達障害にそうした環境的な要因が加わると、体に異変が起こったり、精神的に不安定になってしまったりするなど、全身のあらゆるところに二次的な問題が起こります。これを、二次障害と言います。
二次障害には多種多様な症状があるため、具体的な特徴を挙げることはできません。しかし子どもの場合だと不登校になってしまったり、引きこもりになるケースはとても多いですし、周囲に対して暴力をふるったり暴言を吐くというケースも少なくありません。
二次障害の症状
発達障害の特性を理解しない周囲の無理解が引き起こす二次的な障害
〇 不安障害
〇 頭痛、腹痛、食欲不振
〇 不登校、ひきこもり
〇 うつ病
〇 自律神経の乱れ
〇 暴言、暴力などの攻撃性
〇 自傷行為
二次障害の原因
〇 親が障害を認めない
〇 生活の乱れ
〇 学校でのいじめ
〇 サポート不足
〇 スマホやタブレットなどの依存
二次障害 の対処法
障害を認めて受け入れよう
受け入れられずに何でできないんだ、何でこんなことをするんだと怒ってばかりでは、
子どもはストレスを抱えて悪循環になります。
生活のリズムを守る
規則正しい生活を送りリズムを整える
障害の度合いによっては夜中に起きたり、遅く寝たりがあるかもしれませんが
医師の診断を仰ぎ薬と上手に付き合っていくのも一つの手だと言われています。
子どもと親の両方がストレスを抱えずに上手く取り組むことが重要です。
発達障害を抱えていることに気づかなくても、二次障害が起こったことによってこれはおかしいと気づく親はたくさんいます。二次障害の対処法としては、できるだけ早い段階で気づいて専門家に診察を受けて、どんなトラブルを抱えているのかを冷静かつ客観的に知ることがとても大切です。根本的な原因が分かれば、自分や子どもにとっていきやすい環境づくりに取り組むことができるでしょうし、どうして子どもがそのような行動をするのかという点についても理解しやすくなるのではないでしょうか。子ども自身のストレスを取り除くことができれば、二次障害を最小限に抑えることは十分に可能です。親の不安を取り除くことにもつながりますし、家族という単位で取り組むこともできるでしょう。
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