川崎病の診断
急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)と呼ばれている川崎病は、日本に多く発生している疾患です。診断基準は6つあり、その中の5つを満たしていれば川崎病だと診断されます。診断基準には、
高熱が5日以上続いている
両側の白目が充血している
全身に不定形の赤い発疹ができている
唇が荒れて赤くなっていたり、ブツブツとしたイチゴ状舌になっている
手のひらや足の裏がむくんだり、皮がむけている
首のリンパ節が腫れているがあります。医師はこのすべてを検査して、5つに該当すれば、川崎病だと診断することになります。ただし、該当する基準が5つ以下の場合でも不全型川崎病というケースがあるため、その場合にはさらに詳しい検査を行った上で慎重に診断されることになります。
川崎病の症状
川崎病の症状は、上記に述べた診断基準のような症状があります。また、発症するとBCG予防接種の注射跡が赤くなることもあります。高熱が出たり手足やリンパが腫れたり、全身に発疹ができたり目が充血すれば、本人はもちろん、周囲も早期に発見することができます。特に川崎病は80%以上が4歳以下で発症する病気なので、親を始め周囲の大人が注意していれば、早く気付いて早期治療を始めることができる疾患と言えるでしょう。
川崎病には合併症があります。合併症の中でも最も危険なのは、心臓の冠動脈にこぶができてしまう冠動脈瘤と、心臓周辺の血管が詰まったり極度に狭くなってしまったりすることによって血液がその先に流れないという心筋梗塞などです。川崎病は血管に炎症が起こる病気で、毛細血管に炎症が起こるケースもあれば、動脈に炎症が起こるケースもあります。動脈に炎症が起こるとこうした合併症を発生しやすく、心臓に関するトラブルが起こるリスクを高くしてしまいます。
川崎病の原因
川崎病は、日本人を始めアジア人に多く見られる疾患で、途上国ではほとんど発症しないという特徴があります。はっきりとした原因は分かっていませんが、体内に細菌やウィルスが侵入した際に体が免疫反応を起こし、血液が炎症を起こしてしまうのではないかと考えられています。体が免疫反応を起こし、その部分が血液というメカニズムなので、他人に伝染するリスクは、ないと言われています。血液感染のリスクもありません。
はっきりとした原因が分からないため予防方法も分かりません。
川崎病の治療
アスピリン療法
血管の炎症を抑えて血液を固まりにくくすることにより
血栓を予防する効果があります。
ステロイド併用療法
炎症を抑える効果があります。
免疫グロブリン療法
全身の炎症を抑えて冠動脈瘤ができるのを防ぎます。
最も使用される治療法
血漿交換療法
血漿を血液浄化装置を使って一旦除去し、正常な血漿と交換することで、病状の改善を図る治療法が血漿交換療法
抗TNF-α薬
炎症をしずめ症状を改善します 。
川崎病の治療期間
川崎病の治療の目的は、血管の炎症を早い段階で抑え、冠動脈瘤ができるのを防ぐことです。
通常1〜2週間入院して、点滴と服薬による治療が行われます。
冠動脈瘤ができてしまった場合は、血栓をできにくくしたり、溶かしたりする治療などがひきつづき行われます。
川崎病の退院後
冠動脈に後遺症がなかったとき
発症1ヵ月(3ヵ月、6ヵ月)、1年、3年、5年後を目安に診察を受けるように病院から指示があります。
しかし、1年に1回程度は、診察を受けたほうがよいと思われます。
アスピリンなどの血液を固まりにくくする薬を1ヵ月~3ヵ月後くらいまで服用することがあるようです。
冠動脈に瘤が残った 場合
治療と生活の中で気を付けることがあるので病院と相談しながら
治療を続けていきます。
まとめ
私の子供がなった川崎病をまとめてみましたが
必ず病院に相談してください
コメント
[…] 1ヶ月検診、3ヶ月検診、12ヶ月検診、1歳6ヶ月検診、3歳検診とどれも引っかかる事もなかったんですよね発達障害児に見られる、目が合わない、一人で遊ぶことを好むといった事もなかったです。子育てなので大変なこともありましたが、育てにくいなと感じたことは一度もありませんでした。お話もたどたどらしさはありましたが会話できるほどの言語は出ていました。ただ一つ大きな病気をしまして、10ヶ月の時に川崎病にかかってしまい2週間ほど入院しました。 […]