発達障害の子育ての基本は発達障害を理解する事

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発達障害 ブログ
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発達障害を知ろう

発達障害は大きく分けると3つに分類されます。それぞれの発達障害に特性があります。他に障害が重複したり、知的障害などの他の障害を併発することもあります。それぞれの特性を紹介していきます。

自閉症スペクトラム (asd)障害

対人コミュニケーションや他人との関わり方に置いてですが、ASDの人は一人でいることを好んだり、対人関係においては常に受け身という傾向があります。また、他人の気持ちを理解する事が苦手
コミュニケーションにおいては、 人情に配慮することが上手ではないという特徴もあります。
曖昧な事や、臨機応変に対応する事が難しく誤解されやすい
幼少期のころは、同じことをオウム返しのようにリピートすることが多かったり、話し言葉の発達が遅れていたり、他人の言葉の意味を理解できなかったり、会話がちぐはぐになりやすいという点が挙げられます。
行動がパターン化するという点では、普段から常道的な動作を繰り返す傾向にあったり、特定の手順とかやり方を繰り返すことにこだわったりするという点があります。また、特定のことに興味を持つことが多いという点も、ASDの特徴と言われています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴

注意欠陥多動性障害(ADHD)には、集中力が長く続かないとか、落ち着きがなく常に体のどこかが動いているとか、また順番待ちができないなど忍耐力がなくて衝動的に行動するという点が大きな特徴です。一般的には大人になってからADHDを発症することは少なく、多くの場合には7歳までに発症することと言われています。そして、日常生活の中でADHD特有の行動をとる傾向にあるため、家族や学校の先生などが気づくケースが多いようです。
子どもの頃に発症するADHDは、成人してもそのまま症状が続く傾向にあります。場合によっては落ち着かない性格だとか、こらえ性がない性格だという風に、性格とか個性として片付けられてしまうことも多いようです。

学習障害(LD)の特徴

学習障害(LD)とは、知的障害や聴覚、視覚に問題がないのに学習する際に必要となる能力である「読む」「話す」「聞く」「書く」「計算する」「推論する」などから、特定の能力における発達が遅れているという特徴があります。こうした能力は、生まれ持っての能力だけではなく、普段の生活習慣で身に着けることができます。また、その人によって得意な分野もあれば苦手な分野もあるものです。

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発達障害はいつ分かるのか

発達障害と気づくのは1番最初に気づくとしたら1歳6ヶ月検診の時に発達の遅れを指摘されることがあります。障害の度合いが重いほど早くに気づきやすくなります。

その後に指摘されるのは3歳児検診時です。

保育園や幼稚園、小学校の先生などの指摘により気づく場合もあります。障害の度合いが重いと育てていて親自身が普通の子供と違うことに気づくものですが、障害の度合いが軽い場合は少し変わった子供という認識で見逃されやすいです。

年齢別にそれぞれの特徴を紹介していきます。当てはまるからといって必ずしも発達障害とは限りません。おかしなと思ったら自分で判断せずにすぐに検査を受けましょう

0歳~2歳

最初に何か違うなと感じるのが1歳頃ではないでしょうか?

生まれたばかりの頃や生まれて半年くらいは気づきにくいですが、1番最初におかしいなと感じるのは1歳を過ぎたあたりではないでしょうか?

特徴としては
視線が合わない、抱っこを嫌がる、全然泣かない又はいつも泣いている、あやしても笑わない、なかなか寝付かない、寝てもすぐに目が覚める

などの特徴があります。特性が強い場合はこの時期に子供の発達障害が分かります。

3歳~4歳

3歳、4歳になってくると発達障害の特性が鮮明にでてきます。親が最初に異変を感じるのがこの時期が一番多いかもしれません。

3歳児検診の時に発達の遅れを指摘されて気づく事もあります。

この時期の特徴としては
食べ物の好き嫌いが激しくなる。特定の物に執着する、名前を呼んでも振り向かない、落ち着きがない、一人で遊ぶことを好む、言葉の2語、3語が出てこない 、おむつがとれない


5歳~6歳

子供の保育園や幼稚園で運動会や発表会などで子供の姿を目にする機会も多いと思います。その時に明らかに集団行動が出来ていない、他の子供と違う事を感じる事があります。
先生に指摘を受ける事もあるようです。

この時期の特徴は
他の子供に比べて会話が成り立たない、集団行動が出来ない、かんしゃくを起こしやすい、などがあります。
普通の子供と比べると明らかに出来ない事が多いです。

学習障害(LD)などは本格的に勉強が始まる小学校に入学してから分かることがほとんどです。

健常者の兄弟がいる場合、明らかに育てにくさを感じます。しかし大人しい発達障害児もいます。手が掛からないから楽だと思っていたら発達障害ということもあります。
コミュニケーションをとっていればある程度の年齢で子供の少しおかしい所に気づくと思います。

発達障害と早めに気づいてあげることが子供にとって、とても大切な事です。

障害の度合いが軽い場合は、大人になっても自分が発達障害と気づく事が出来ないようです。しかし本人は生きづらさを感じている事が多く、周りから見ても少し変わってると見られがちです。

発達障害を育てる

発達障害の検査をする

上記の様な事が多くあてはまる場合、「もしかしたら?」と感じたら早め受診をしましょう。発達障害はその日に受診してその日に分かるわけではありません。

3ヶ月くらいかけて検査をして診断が出ます。脳波を検査したりするものではありません。診察をしている先生とのやり取りなので判断されます。

子供とのやり取り、家での様子、園や学校での様子などを事細かく聞いてきます。園や学校の担任の先生に電話をして園や学校の様子を聞く事もあります。

その他に検査として知能検査を受けることもあります。発達障害は知的障害と併発する事があるからです。

色々検査を重ねて発達障害の診断がつきます。

発達障害診断

発達障害と診断されたら

発達障害と診断されたら、お住いの市町村区に障害者手帳の申請を行います。必ずしも発達障害と診断されたからといって全員が申請する必要はありません。

障害者手帳を習得する事によって様々な支援やサービスを受けられます。

療育センターや放課後等デイサービスを利用出来たり、税金の控除、公共料金の割引、電車やバスなどの割引などのサービスが受けられます。障害の等級などで変わってきます。(地域によって支援やサービス、申請を受けないと受けられないサービスなどあります、支援やサービスは地域によって違う場合がありますので、必ずお住いの市町村区にお問い合わせください。)

また知的障害を伴う場合は療育手帳を申請できます。

療育手帳も同じ様に様々な支援やサービスが受けられますので、必ずお住いの市町村区に受けられる支援やサービスはお問い合わせください。

親として発達障害をしっかり勉強することも必要です。今やネットでは様々な情報が乱立していますが、正しい情報、間違った情報があります。

発達障害を直したいというの親の心につけこんだ詐欺まがいなものも見受けられます。正確な情報を判断して勉強していきましょう。

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発達障害と診断されたら親として大切なこと

子供が発達障害と診断されたら、まず子供の発達障害を受け入れることです。子供の発達障害を受け入れられずにそのまま子育てをしてしまうと、子供の状況が悪くなるばかりか二次障害などを引き起こす可能性があります。

確かに子供が発達障害と診断されたらこれからの生活や子供の将来に不安になってしまってショックで精神的にも相当参ってしまうと思います。

他には「私の子供が障害なんてあるわけない」と発達障害と事態を否定するかのように受け入れない方もいますが、それでも子供のためにしっかり受け入れて、前を向き子供の発達障害と向き合っていかなければいけません。

発達障害児の子育ては辛くて大変なことも多いかもしれませんが、それでも逃げ出さずに子供のために子育てをしていかなければいけません。

子供に時間を多くとられます。子供のために自分のことを多く犠牲にしなければいけないことも多くあります。
それでも子供のために前に進んで行かなければいけません

時には、子育てに疲れて逃げ出したくなる日や子供をかわいく思えない時があるかもしれませんがそれでも自分の子供を最後まで諦めずに面倒を見てあげられるのは親しかいません

子供も親以上に苦しんでいます。子供も親に迷惑をかけてしまっていることを申し訳なく思っているはずです。

親として発達障害を受け入れて子育てをしっかり取り組んでいきましょう。

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発達障害 二次障害を防ぐ

発達障害の二次障害を理解しよう

発達障害を早めに気づいた方がいい理由として二次障害を防げることが出来るからです。子供の発達障害の特性に合った子育てをしていかないと二次障害を引き起こす可能性があります。

二次障害とは

発達障害の特性を理解しない周囲の無理解が引き起こす二次的な障害

〇 不安障害
〇 頭痛、腹痛、食欲不振
〇 不登校、ひきこもり
〇 うつ病
〇 自律神経の乱れ
〇 暴言、暴力などの攻撃性
〇 自傷行為

二次障害はこのような事を引き起こす可能性があります。変化に早く気付く事で二次障害を未然に防ぐことが出来ます。

発達障害は防げなくても二次障害は防ぐことが出来ます。子供とのコミュニケーションをしっかりとっていち早く子供の変化に気づいてあげましょう。

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子供の発達障害の特性を知ろう

発達障害といっても障害の種類や他の障害の併発により人それぞれに特徴が出ます。自分の子供の発達障害がどの分類なのか?他の障害との重複など自分の子供の特性を知り、苦手なこと、出来ないこと、得意なことなどの特性を把握しましょう。

発達障害は苦手なこと、出来ないことも多くなります。それらを教えていくのにも根気が必要です。
教え方にも工夫が必要でイラストや絵にして教えたり、スケジュールを組んでそれ通りに進めたりと子供の特性によって様々な取り組み方があります。

子供の特性にあった改善を目指していきましょう。

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発達障害相談場所

発達障害の子育てに悩んだら

発達障害の子育てで悩んだら一人で悩まずに相談できる場所に相談して悩みを解決していきましょう。
お住いの地域の 発達障害者支援センターは下記から調べることができます。
発達障害支援センター相談窓口情報

市区町村保健センター
市町村が設置する施設で、乳幼児健康診査(乳幼児健診)や育児の相談を受け付けたりしています。専門機関を紹介してもらうこともできる 。

児童相談所
各都道府県に設置された児童福祉の専門機関
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。
必要に応じて、発達検査などを行う場合もあります。
医師や児童福祉士、児童心理士、言語聴覚士などからの支援や療育などのアドバイスがもらえます。
全国児童相談所相談所

発達障害教育推進センター

発達障害教育推進センター

発達障害児の子育てが辛くて大変だなと思ったら一人で悩まずに必ず相談してください。愚痴でも構いません。必ず相談して少しずつでもいいので心の心配事を取り除いていきましょう。
私で良ければ経験者として相談にも乗ります。悩みや愚痴も聞きますのでTwitterからダイレクトメールで相談してください。
下記をクリックして頂ければ私のTwitterにつながります。

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発達障害の理解まとめ

発達障害児を育てていくのは容易ではありません。夫婦の認識を一緒にする必要があります。子育てに疲れたら悩みを抱えずに相談していきましょう。

周りのサポートも必要なので発達障害に理解ある世の中になって欲しいと思います。

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