子供の発達障害を認められなかったパパの話 PART5

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発達障害認めない親

前回の記事 PART4

子供の発達障害を認められなかったパパの話 PART4
子供の発達障害を何度説明しても発達障害の検査を子供に受けさせないパパが子供を叱るようになった。

子供の発達障害を認めなかった友達の旦那さんのお話をさせて頂きます。子供の発達障害をママが受け入れることが出来ても パパが受け入れることが出来なかったお話しです。

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パパが間違った方向に向かったことで

パパもけして障害かもしれないということで子供がかわいくなくなったという訳ではありません。むしろかわいい子供のために自分が変わり子供と接していくことを決意したそうです。

かわいい我が子に障害なんてある訳ない、そんなことを自分に言い聞かせて変わっていったそうです。

しかし、それが間違いだったということに気づくのはしばらく先です。

優しく子供を見守るタイプのパパが子供に対して急に叱るようになって、子供も今までパパに甘えたり、笑顔を見せていたのに、何でもかんでも叱るようになってから、よく笑っていた子供も笑顔をあまり見せることもなくなり、パパにも近づくことを避けていくようになったそうです。

パパは叱ること以外はもちろん子供と優しく接していたようですが、それでも何でも叱るようになったパパにどこか怯えているように感じたそうです。

あまりにも叱られるので子供も自分が何をしたらいいのか分からなくなってきてしまい、何も自分でしようとしなくなってしまい、何かをするときは間違っているんじゃないかと怯えてやるようになったそうです。

子供からはどんどん笑顔がなくなり、幼稚園にも行きたがらなくなってしまったそうです。

子供から笑顔が消えたこと、子供の何でもやってみようという意欲が無くなっていることにさすがにこのままではいけないと思い、パパに強く「パパが今やっていることは子供の障害を受け入れるのが怖くて逃げ回っているようにしか見えない、子供の笑顔が無くなり、子供はとても苦しんでいる子供を苦しめることがパパの出した答えなの」
「子供がこれ以上、傷つくのであれば、あなの許可なしに検査を受けさせます。」普段強い口調にならないママが怒り出したことで、パパもびっくりした様子だったようです。

「一度も発達障害についての資料にも目を通さず、子供の現実から目を離し、子供から逃げているようにしか見えない」「子供がかわいいのは分かるし、認めたくな気持ちもわかるけど、今あなたがやっていることは子供を苦しめているだけ」と強く言ったそうです。


パパもようやく自分がやっていることが間違いだと気づいたそうで、ママにももちろん後から子供にも謝罪したそうです。

パパもけして子供が憎くてやっているわけではなく、子供がかわいいからこそ障害を受け止めるのが怖かったそうです。

子供が可愛いからこそ子供と向き合い、しっかり検査を受けるべきだったと反省していたそうです。

そして夏休みも終わり、2学期に入ったところで幼稚園に報告を入れて検査を受けることにしたそうです。

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発達障害の検査を受けて

発達障害の検査を受けた結果、自閉症スペクトラム障害と診断が出たそうです。検査を受けるころから子供にも笑顔が戻り始め、子供もパパに再びなつくようになって来たそうです。

パパも本当にバカなことをしてたなこんなに子供を苦しめていたなんて、障害を受け止めるのが怖いばかりに子供から笑顔を奪って、子供が可愛いからと受け止めきれずに逃げ回っていたなんてパパとして失格だなと猛省していたそうです。

自閉症スペクトラム障害と診断が出て、知能検査も検査してもらったそうですが、知能には問題はなかったようです。

それからは、療育センターに通い、夫婦二人で発達障害について勉強をして、発達障害の子供に合わせた子育てをしているそうです。

これも発達障害の特性というものかもしれませんが、かなり昆虫に詳しく、昆虫を調べては頭の中に入れて今や昆虫博士だそうです。

育て方や接し方を変えたことにより、子供も今まで以上に積極的に何かをしよ頑張ろうとする力が芽生えてきたそうです。

子供に障害がある現実から目をそむき、逃げ回った結果、子供が余計に大変な思いをしてしまい、結局は子供を傷つける結果となってしまたことに深く反省をして、今は子供の障害から目を背けずに発達障害を受け入れて子育てをしているそうです。

子供がかわいいあまりに子供の障害を受け入れられずにいたパパの話でした。

子供に障害があることを受け止められない親もいますし、発達障害かもしれないと思っているのに検査を受けない親もいます。

発達障害の早期発見こそが、子供を良くする一番の方法です。

子供の障害から逃げずにしっかり受け止めるようにして下さい。

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